批判も承知でテレビ復帰を決めた小森純、その理由とは…

20130926komori.jpg※イメージ画像:小森純オフィシャルブログより

 タレントの小森純が、28日に放送される『オールスター感謝祭』(TBS系)に出演し、テレビ復帰を果たすことが明らかになった。小森は昨年12月に起きたペニーオークション騒動によって、その発端となったブログやTwitterを閉鎖。今年の2月には生放送の『サンデージャポン』(TBS系)で涙ながらに謝罪し、レギュラー出演していた『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)を3月に卒業してからは、テレビなどへの露出を自粛していた。

 活動休止状態にあった小森だが、7月になってブログを再開。さらに、東京・渋谷に自身がプロデュースするカフェ「しぶや区」を3カ月限定でオープンさせるなど、徐々に表舞台への復帰を匂わせていた。カフェのほうは30日で閉店となるが、その直前にテレビ出演を解禁したということで、いよいよ本格的に復帰となる。

 これを受けて、ネット上では「謝罪もしたし、そろそろ出てもいいんじゃない?」と理解を示す声がある一方、「結局こうやって戻ってくるのか」「カフェだけやってればいいのに」といった否定的な意見もあるようだ。

「カフェのほうは小森本人が厨房に立つなどかなり気合いを入れており、連日80~100名の客が駆けつけるほどの盛況ぶりでしたが、期間限定ということもあって世間の反応を見る試験的な意味合いが強かった。また、本人の意向により売り上げの一部は公益財団法人のエイズ予防財団に寄付されるようで、けじめをつけたというところなのでしょう。

 『サンデージャポン』で謝罪した際も、ブログを再開した際も厳しい声が聞こえてきましたから、今回もそう言われるのは想定内のはず。ある意味で覚悟を持ってのテレビ出演でしょうね。ただ、矢口真里の不倫騒動で情報をリークしたのは小森ではないかといいわれ、さらにイメージが悪くなったのは誤算だったでしょう。その後、とばっちりだった線が強くなりましたが、復帰しづらくなったことは間違いありません。しかし、これ以上出ていないとさすがに存在を忘れられて“あの人は今”状態になるのも恐れているのではないでしょうか」(芸能ライター)

 ある程度非難されることは覚悟のうえで、強い決意を持っての復帰ということなのだろう。また、ネット上では「同じペニオク芸能人でも熊田や綾部は普通にテレビ出てるしね」「この人だけいつまでも自粛している意味がわかんない」といった声も出ている。たしかに、一連の騒動にかかわっていた芸能人には、小森の他にも熊田曜子やピースの綾部祐二、永井大、菜々緒、東原亜希、ほしのあきなどの名前が挙がっていた。

「小森と同じく、その責任を強く追及されたほしのはブログで謝罪後に活動を自粛していますが、綾部や永井、菜々緒、東原らは大手事務所に所属していたため、マスコミにそこまで責められることもなく、何事もなかったように活動しています。会社のガード、というか圧力によって守られていたというわけです。熊田曜子に至っては、謝罪のないまま“産休”のために雲隠れ。2月に再開したブログでは、娘の画像を載せて再三幸せをアピールしています。7月には本格的に芸能界に舞い戻り、ダイエット本の出版や骨盤のサポートパンツのプロデュースを行っているほか、バラエティ番組にも出演。その『なかったこと』にしている姿勢については、『なんでしれっとテレビに出てるんだよ』『謝罪もしないで自分の幸せをアピールできるなんて、神経疑う』と批判が集中しましたけどね」(同)

 謝罪したにもかかわらず批判を受け、長く本格的な活動を自粛している小森とは対照的な姿といえるペニオク芸能人たち。その図太い神経もそれはそれでたいしたものといえるが、小森にとってはたまったものではないだろう。いずれにせよ、久しぶりのテレビ出演となる小森の第一声と、周囲がどのように接するのかが気になるところだ。
(文=津本ひろとし)

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