交通事故で武井壮のポルシェ所有が発覚、一発屋たちの意外な愛車事情

 陸上の十種競技元日本王者の肉体派タレント・武井壮(40)が、運転中に東京・千代田区の路上で警察の捜査車両に衝突された。警察によると、武井が運転するポルシェが交差点前で信号待ちをしていたところ、警察署の駐車場からバックで出てきた捜査車両が左側面に衝突。武井のポルシェはボディがへこんだが大きな損傷はなく、武井にも運転の警察官にもケガはなかった。

 芸能人の車に捜査車両が追突するという非常に珍しい事故だったが、それ以上に世間を驚かせたのは“貧乏キャラ”の武井が高級外車のポルシェを運転していたという事実だ。バラエティー番組などでは、いつもタンクトップ一枚で住む家もなく、テレビ局などで寝泊まりしているという超貧乏ぶりをネタにしていた武井。だが、実際はポルシェを乗り回していたとは…。

「ポルシェはブレイク前から所有していた中古ということですが、家もないのに駐車場代は払っていたという矛盾が生じていますね…(笑)。維持費もそれなりに掛かりますし、貧乏ネタはあくまでキャラということでしょう」(芸能関係者)

 お笑い界は車好きが多く、高級車を所有することが一種のステータスになっている。運転手付きのロールスロイスやフェラーリ458など数千万円クラスを十台近く所有しているビートたけしや、推定5000万円のマイバッハに乗っていたダウンタウン・松本人志など、大御所は目が飛び出るような超高級車を持っているのが当たり前。BMWやアルファロメオなどを数台所有していた極楽とんぼ・加藤浩次や、1千万円以上するマセラティ・3200GTが愛車だった今田耕司など、中堅クラスも競うように高級車を買い求めていた。テレビ番組でもその羽振りの良さは発揮されており、おぎやはぎの矢作兼がBS番組内で580万円のロールスロイスを衝動買いしたこともあった。一つの成功の証ともいえるが、前述の武井のような一発屋レベルでも高級車を所有しているケースが珍しくないという。

「マラソン騒動以降、世間に忘れられかけられている猫ひろしは、地方営業の現場にベンツで乗り付け、アルマーニのスーツ姿で楽屋入りしていました。そこでTシャツ一枚に着替えて、舞台で『ニャー』なんてやってるんですから笑ってしまいますよ。彼はブレイク中に数千万円で家も買っていますから、かなりのシッカリ者ですね。双子コンビのザ・たっちも、今ではほとんどテレビで見掛けませんが高級外車のBMWで現場に通っています。しかし、庶民派キャラのイメージが崩れることを恐れ、途中でコインパーキングに停めて電車通勤を装っているそうです」(前同)

 ただでさえ人気は移ろいやすい上に、最近は昔よりもさらにサイクルが早くなっている芸能界。収入があるうちに高級車という資産になるものを買っておくのは、賢明な判断といえるのかもしれない。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

men's Pick Up