“セカンド童貞”のリハビリに最適な「○○を使い合う間柄の女性とのセックス」

 無気力とまでいかなくても、どうにもこうにも「やる気」が沸かない時がある。

 社会人には、やらなければならない義務が多いので、気分が乗らない時は無理に「やる気」を出さなくてもいいという考え方もある。しかし、「やる気」が沸かないからといって、あまりにも長い期間その物事から離れてしまうと、いざ久しぶりにやろうという時、感覚が鈍っていることがあるので、長期間にわたって放置するのは考え物だ。わかりやすい例を挙げるとクルマの運転。長期間クルマから遠ざかると、久しぶりの運転の際に戸惑うことがある。ほか、ギターやピアノなどの楽器演奏も、「1日休むと3日遅れる」というくらい感覚を取り戻すには時間がかかると言われている。

 セックスも然り。10代20代の頃は下半身中心の思考だった人も、30代40代になると急にセックス欲が失せ、しばらくご無沙汰という人も少なくない。「女性を口説くのが面倒くさい」「性欲処理ならオナニーだけで十分」など、セックスに対するやる気スイッチがOFFになりっぱなしの状態だ。気分が乗らない時は無理に「やる気」を出さなくてもいいという考え方もあるかもしれないが、このままではセカンドヴァージンならぬ、セカンド童貞になってしまう…いや、すでにセカンド童貞だという人もいるはずだ。これ以上セカンド童貞の時期が長引くと、いざ有事の際に、やり方を忘れているかもしれない。いや、さすがに手順や挿れる穴は覚えているだろうが、せっかくの名刀を鞘に納めっぱなしというのは宝の持ち腐れである。

 セカンド童貞状態から脱却すべく、やる気スイッチをONにするには、どうしたらいいのだろうか? 一般男性から意見を募ったところ、意外に多かったのが「タンパク質を摂る」という声。なるほど、精液の主成分となるタンパク質の摂取で、身体の内側からセックス欲を沸かせようという考え方だ。しかし、どんなに精液の量が増えても、「オナニーでいいや」という思考ではセカンド童貞は卒業できない。

 そこで風俗店の出番だ。素人女性とのセックスチャンスを待っていては、セカンド童貞期間が長引いてしまう。そこで手っ取り早くソープランドに駆け込むという男性も。合理的である。

 既婚男性の中には、「セクキャバでムラムラ感だけ高めて、本番は帰宅後に妻と」という男性もいた。ソープランドよりも安上がりなので、ますます合理的だ。しかもセクキャバは妻公認だったという。なんでもセックスレスが続いていて、状況改善にはセクキャバで寸止め感を味わうのが一番と、妻から提案されたという。いやはや、たいした奥方だ!

 未婚男性の声も紹介しよう。「やる気スイッチが突然ONになった」と、多くのセカンド童貞が口を揃えて薦めるのが、「敬語を使い合う間柄の女性とのセックス」とのこと。敬語を使い合う間柄ということは、利害関係が伴う相手ということになる。仕事上でかかわる女性・年上人妻など、周囲に知られてはマズい相手ということか。ということは、誘う段階からかなりの慎重さを要することになる。それもまた興奮材料になるようだ。

 素朴な疑問だが、敬語を使い合う間柄の女性とのセックスは、行為中も敬語なのかという点。これに関しては、「敬語セックスだからこそ萌える!」「行為中だけタメ語ではせっかくの興奮が台無し!」なのだそう。なるほど、行為中も敬語で通すことによって、禁断の肉体関係という精神的興奮が高まるのかもしれない。

 もちろん、一線を越えてはいけない女性とセックスすることに対する否定意見もあるだろう。しかし、これだけ日本語が乱れている昨今、美しい敬語を使ってのセックスは、ある意味貴重ともいえる。現代は、若者言葉やギャル語、ネット語などが浸透しすぎた時代。だからこそ、「クンニは面倒とか超KY!」と言われるよりも、「私のオマンコを舐めてください」とねだられるほうが趣き深い。「○○さんのチンポ、チョベリグ!」ではなく「○○さんのオチンチン、気持ちいいです」、「体位変えすぎクソワロタ」ではなく「こんな恥ずかしい恰好で挿れられるのは照れちゃいます」でありたいと思うのは、古き良き日本人的な感覚なのかもしれない。

 セックスやる気スイッチがOFFになりっぱなしのセカンド童貞の人は、ぜひ敬語を使い合う間柄の女性にアプローチするという選択肢もご検討いただきたい。アプローチの段階もセックス中も、意外な興奮と刺激が得られるはずだ。
(文=菊池 美佳子)

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