奇人・変人・男前!? 武井壮が格好良すぎるとネットで話題に

takei0204.jpg※イメージ画像:『武井壮の目指せ! 百獣の王』
ワニブックス

 日本女子柔道界のトップ選手15人が告発した体罰の問題で揺れに揺れている日本スポーツ界。各局テレビや新聞雑誌などのメディアは連日この話題を大きく取り上げ、関係者らなどの証言を交えて体罰の実態に迫る報道をしている。そんな中、昨年突如ブレイクしたタレントの武井壮(39)がこの体罰問題に言及。その発言が格好良すぎるとネットで話題を集めている。

 陸上・十種競技の元日本チャンピオンで、一流のアスリートとしても知られる武井は自身のTwitterで体罰問題を一刀両断。彼らしい熱い調子でこんな風に語っている。

「体罰どうする?みたいな議論してっけども。。体罰全面禁止でいいじゃねえか。。体罰しなきゃ指導できねえなら体罰容認の同意取って私塾でも開いてスポーツ指導してろ。。どんな理由だろうがどんな現場だろうがスポーツを楽しむ現場に暴力の必要性なんてねえ。。」

「罰で育てた技術や体力に感動なんかねえ。。夢を見て戦う姿に感動するのがスポーツだ。。」

「スポーツは世界を幸せにするアスリートの最高の宝物、世界の争いの手を止める平和の武器。。汚さず強く戦って幸せと平和を生み出そうぜ。。」(原文ママ)

 この武井の発言にネットユーザーたちは大きく賛同しているようで、「正論だ」「ただの筋肉バカじゃなかったな」「もっと吠えろ武井」などと声援を送っている。いちアスリートとしてスポーツを愛してやまない武井のまっすぐな言葉に深い感銘を受けているのだろう。

 そんな武井について、2日深夜に放送された『ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!』(テレビ朝日系)にゲスト出演した水道橋博士は「リアル寺門ジモン」と称し、彼のアスリートキャラを本物だと熱弁。「妄想の世界で人類最強の一角にいると豪語するジモンさんと、それをリアルに実践しようとしている武井」と分析し、2013年1月号に掲載された『EX大衆』(双葉社)でのジモンVS武井の対談が、最強を目指す格闘家同士の試合前会見のように、一触即発の緊張状態だったと語った。しかしこう書くといかにもジモンが胡散臭い偽者のようだが、博士によると、対談の最後には両者ともに抱き合って相手が本物だということを感じ取っていたという。やはりジモンも只者ではないということなのだろう。

 芸人ばかりが活躍の目立つ今のテレビバラエティ界で異色の存在感を放つ武井壮。『うもれびと』(フジテレビ系)で突如登場したこのアスリートタレントは、バラエティ番組でも見事に身体能力の高さを証明し、瞬く間に『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のレギュラーを奪取するほどの活躍を見せた。「人類初の百獣の王」を目指すと豪語する姿は、常軌を逸した奇人のようだが、その裏側には高等学校の教員免許(社会科・商業科)の資格を持っているという一面もある。今回の彼の体罰に関しての発言なども、そのトーンや文面には彼らしい熱い思いが強調されているが、内容は至極まっとうなものだ。まだまだ謎の多い存在だが、スポーツに対する彼のまっすぐな思いは本物。ネット上でも格好良すぎると話題の武井は、今後さらに活躍の場を広げることだろう。そしていつか人類初の百獣の王になってもらいたい。何だかそんな途方もない夢を託せるのが武井壮という男だ。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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