中野美奈子「フジテレビ時代は地獄みたいで、鬱っぽかった」激白

nakanumero0128main.jpg※イメージ画像:「Numero TOKYO」HPより

 28日発売のファッション誌『Numero TOKYO』(扶桑社)で、昨年7月31日をもってフジテレビを退社した中野美奈子(32)アナが、人妻の色香漂う麗しきセクシーグラビアを披露している。中野は退社時点では「夫の海外勤務に同行するため。フリー転身ではない」と説明していたが、9月には高島彩や滝川クリステルが所属する事務所・フォニックスに入り、フリーアナウンサーとして活動を再開した。すぐにハウス食品『ウコンの力 カシスオレンジ味』や、歯の美容液と銘打った商品『TO BE WHITE』のCMに出演するなど人気タレントになっている。1月11日には自著『ミナモトノミナモト。』(幻冬舎)を上梓し、今回の雑誌出演ではフジテレビ時代を振り返るロングインタビューにも挑んでいる。だがこの内容が実に赤裸々だ。

 大学を卒業した2002年にフジに入社した中野は、入社わずか半年で朝の情報番組『めざましテレビ』の情報キャスターに抜擢された。だが彼女は「そこからが地獄でした」と辛い日々を懐古する。

「ホントに怒られた記憶しかなくて…(中略)しまいには『あまりにも下手だから辞めろ』とニュース読みから外されてしまったりもした」
「早々に自信喪失してメンタルもガタガタ」

 入社したての新人であっても、番組に出る以上、視聴者はプロの仕事ぶりを期待している。結果、中野は厳しく指導されることが多かったようだ。慶應大学時代、ミスコンで優勝したことで「ちょっと天狗になってた」彼女にとって、毎日の生放送後に先輩とVTRチェックをし、事細かにダメ出しをされるという日々は、ひたすら辛いものに感じたことだろう。このストレスは肌荒れも引き起こし、徐々にメンタルを病んでいった彼女は「ちょっと鬱っぽく」なり、実家の家族に仕事のことを聞かれた際に「トイレにひとりでいるときが一番楽しい」と本音を明かしてしまったそうだ。相談相手もおらず、

「社内では『弱みを見せたら仕事を奪われるんじゃないか?』って、疑心暗鬼で完全に人間不信状態」

 だったというから、笑顔の裏では相当悩んでいたのだろう。視聴者に「元気のミナモト」を届けるという人気コーナーを受け持っていた彼女自身が、一番元気の源を欲していたのかもしれない。そんな日常を抜け出すきっかけとなったのは、今では親友と呼び合う仲の先輩・高島彩と打ち解けたことだったという。高島のおかげで気持ちにゆとりを持つことができ、やっと中野は順調に仕事に取り組めるようになったのだ。局を問わず、アナウンス室はとかく閉鎖的になりがちだというが、信頼できる人間を一人見つけられるかどうかで、早期退職に追い込まれるか、長く続けられるかの道が分かれるのかもしれない。

「目下、ナンバーワンアナとして君臨し、イジメの標的になっているという加藤綾子も、アヤパン・ナカミーコンビに懐いている。すでに二人は退社しているのに、彼女たちを頼るということは、カトパンには社内で信頼できる上司がいないのかも。ナカミーの退社日にはこの三人だけで会食をし、カトパンがいろいろな相談をしたようです。ただ、カトパンにフリー転身されたら、使える女子アナが減っているフジは絶体絶命のピンチに陥るので、さすがに二人には『辞めたがる素振りを見せたら、何が何でも引き止めろ』とオーダーしていると思いますが」(芸能記者)

 ちなみに、現在もフジの特番には頻繁に駆り出される高島と違い、中野はキックボクシングや大好きなアロママッサージとサイクリング、家族旅行や着付け教室に通うなど悠悠自適のセレブ生活を送っている様子がうかがえる。春からは夫と共にシンガポールへ飛び立つため、日本での仕事量はさらに減らしていくだろう。馬車馬のようにコキ使われている加藤としては、先輩の優雅な暮らしぶりを見るにつけ、フリー転身への欲求が高まってしまいそうだが…。

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