レズビアンではないがオンナ同士でセックスする人たち

※イメージ画像 photo by Taylorstarri from flickr

 ゲイではないがオトコ同士でセックスする人が存在することは以前ご紹介させていただいた(※)。(※https://www.menscyzo.com/2012/08/post_4495.html彼らと同じような感覚で、レズビアンではないが女性同士でセックスする者も、ごく少数ではあるが存在する。

 彼女たちが真性のレズビアンと違うのは、恋愛対象は男性であるということ。よって、彼氏を持つ者もいる。彼氏とも当然セックスしている。だが、彼氏とのセックスとは別に、女性とセックスすることもあるというのだ。

 男性目線では、彼女たちのスタンスがわかりにくいかもしれない。だが、考えてもみれば女性たちは、宴席で酔っ払いオンナ同士でキスをしたり、バストが大きい者がいると「触らせてー」と気軽にタッチするなどしている。オトコ同士の場合は、どんなに酔っ払おうとも、罰ゲームを除いては、キスしたり股間を弄り合うなどありえない。よって、それ以上の行為……つまり個別のセックスにも発展しやすいのだろうか?

 その点に関しては、多くの女性が「No」を唱えた。宴席における服を着た状態でのキスやバストの揉み合いは戯れのようなもの。そこから必ずしも全裸で臨むセックスに進展するとは限らないとのこと。確かにオトコ同士なら、少年時代にペニスの見せ合いっこや小便の飛ばし合いなどで性器を見せ合うことに慣れがある。大人になってからも、トイレで横の人のペニスが視界に入ることもしょっちゅうだろう。しかし女性たちは、少女時代に陰部を見せ合ったり、排尿を共にすることがない。同性同士で性器を晒すことに慣れていないのだ。

 よって、レズビアンではないがオンナ同士のセックスに至るのは、ごく稀なケースといえるだろう。目覚めたきっかけは、「お泊まりした際なんとなくそういう雰囲気になりハマッた」「興味本位で」「女性2男性1の3Pで、少しだけ(女性と)絡んだのが気持ち良かった」など人それぞれのようだが、気になるのはオンナ同士のセックスの醍醐味である。

 経験者に話を聞いたところ、まず挙げられたのが「唇や舌の質感や柔らかさ」だった。女性のほうがリップクリームだのジェルだの、唇のケアには気を遣っているだろうから、男性よりも質感が良いのは当然である。舌の質感は、男女差がそうあるとも思えないのだが、経験者たちは皆、「舌の柔らかさは女性のほうが勝っている」と口を揃える。気分的なものが影響しているのかもしれない。

 柔らかさといえば、肌に関しては女性に軍配が上がるのも当然である。一般的に男性よりも女性のほうが筋肉が少ないため、バスト以外の部分でも女性のほうが圧倒的に柔らかいという。では、肥えた男性なら対抗できるのかと思いきや、これまた「質感」が全然違うとのことだった。

 生々しい部分では、「指マンが痛くない」という理由を挙げる女性もいた。女性の陰部は非常にデリケートなゾーンである。と、いくら言われても、オトコには穴がないので、どれほどデリケートなものなのか、いまいちピンと来ない。そのため、時には責めが加速しすぎて痛みを与えることもあるが、オンナ同士はそういった心配がないとのこと。

 ここまで挙げたのは、どれも男性とのセックスでも事足りる内容ばかりだが、唯一オンナ同士でしか成り立たないのが「貝合わせ」である。貝合わせの「貝」とは女性器のこと。要するに、女性器同士を擦り合わせるプレイだ。ローションを併用すれば気持ち良さがさらに倍増するらしい。柔らかい割れ目同士だけでなく、硬く勃起したクリトリスを擦り合わせるのもまた一興とのこと。こればかりは、男性とのセックスでは味わえない快感なのであろう。

 妊娠を心配せずに楽しめるのも利点のようだ。男性とのセックスでもコンドームで避妊することは可能だが、それでも100%ではない。その点、オンナ同士のセックスなら100%妊娠しないと言い切れる。「彼氏が避妊に非協力的なため、彼氏からのセックスアプローチは極力断り、性欲はオンナ同士のセックスで満たしている」という割り切りタイプ(!?)もいた。避妊に非協力的な男性は、カノジョが女性とカラダの浮気をしているかもしれないということになる。女性とはいえ浮気は浮気。悔しいと思うなら、避妊に協力すべきであろう。
(文=菊池 美佳子)

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