一世を風靡した“過激”ジュニアアイドルたちの今

juniaaidol1011.jpg※イメージ画像:左から時計回りに
紗綾『純恋愛』イーネット・フロンティア
中井ゆかり&泉明日香『激写ドリームコラボレーション』日本メディアサプライ
鮎川穂乃果『しずく~穂乃果~』イーネット・フロンティア
小林万桜『美少女ひとりぢめ(2)~永久保存版~』日本メディアサプライ

 一時期の大ブームを経て、すっかりアイドルDVD業界の定番ジャンルと化した「ジュニアアイドル」。かつては宮崎あおい、栗山千明もロリータ愛好家のアイドルとして人気を博し、本格女優へステップアップしてきた。ジュニアアイドルというジャンルは2000年代後半が全盛期だったわけだが、彼女たちの成功があるからこそ業界は栄えたといえよう。しかし宮崎や栗山のように女優へ転身できる少女はほんの一握り。あの頃、一大ブームを築いたジュニアアイドルたちは大人になった今、一体何をしているのだろうか?

 かつて露出度の高い水着姿などを披露し、人気を得ていた小林万桜(まお)は現在20歳。今年3月にブログで活動休止中であると報告しているが、そこから半年以上経った今も、ブログ自体の更新は続いている。グラビアおよび芸能界への復帰は考えられないのだろうか? 彼女の所属するオフィス福笑にたずねると、「あくまで休業中で、引退とか事務所をやめたというわけではありません」と、復帰を匂わせる答え。現在は、ダンスなどを勉強しているとのことだが、電話越しに今後の予定などを聞こうとしたところ「彼女はもう成人してるし、こちらから規制するのもアレかなと。それじゃ」と急ぐようにして切られてしまった。現在はブログで発信しているように、自分がやりたいことについて模索しているのだろう。ちなみに容姿は完全な「ギャル系」美人に進化している。

 次に、2007年に集英社の「全国女子高生制服コレクション」で準グランプリを受賞、「Hana* chu→」(主婦の友社)の専属モデルなども務めた鮎川穂乃果は現在18歳。今年7月に芸能活動を再開、ブログだけでなくTwitter(@ponyo0620)も更新している。Twitterでは最後の高校生活を謳歌していることがうかがえるが、一方で芸能活動はどうなのだろうか。現在の所属事務所であるデュボンタンプロモーションの広報担当者から、は「今現在、告知できるような内容のものがございませんので、また何かありましたときに是非お願いしたいと考えております」という回答をもらった。高校卒業後に活動を再開し、再ブレイクする可能性もあるかもしれない。

 しほの涼は現在女子大生グラドルとしてDVDをコンスタントにリリースし続けており、また「Fカップ小学生」として一世を風靡した紗綾は、ますます巨乳に成長してグラドルとしてかなり名が売れてきた。桐嵯梨は小林さりに改名し、熊田曜子や安田美沙子を擁するグラビア大手のアーティストハウスピラミッドに移籍したが、最近は表立ったグラビア活動は少なく、舞台女優などの活動をしている。泉明日香は、一度は引退したものの、ファンに向けた撮影会などの活動をひっそり再開。保育士の資格を取るため勉強に励みながらも、細々とアイドル活動を続けているようだ。

 一方で、すでに活動を終了させている面々も。多田瑞穂は2010年に芸能界を卒業し、三花愛良はグラドルとして活動していたものの今年11月から休業すると宣言。ジュニアアイドルを経て所属事務所の社長に就任するという異例の出世を果たした中井ゆかりも、2010年9月、自身のブログで引退を宣言している。また、あいださくらのように、AV女優に転身したものの、その後、結婚・出産という「普通の幸せ」を掴みとったパターンもある。

 一時期ほどの勢いはないものの、今もマニアに愛され、また芸能界に憧れる少女たちの入り口として機能しているジュニアアイドル業界。今後は、上記の元ジュニアアイドルたちが、過去の自分たちと同じように、幼い少女たちのグラビアをプロデュースする側に回る展開も予想される。一部では少女たちが挿入こそないもののAVまがいの行為をさせられたり、露骨に性的な表現を強いられることもあり、児童買春・児童ポルノ禁止法を触法したことによる逮捕者も出たが、そう簡単に廃れることはなさそうだ。
(取材・文=くわ山ともゆき/http://kuwapedia.com/

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