「メールだけでクビになるわけない」HKT48メンバーの脱退理由にファン憤慨

 福岡・博多を拠点とするAKB48の姉妹グループ「HKT48」を脱退した元メンバー5人のうち4人が、ファンへのメッセージを公式サイトに掲載した。

 中心メンバーの一人だった菅本裕子(18)は「泣き虫でネガティブなゆうこを支えてくれたファンの皆さん、ありがとうございました」と記し、谷口愛理(13)は「急に決めたことで混乱してしまっているファンの方もいるかもしれません」と謝罪。仲西彩佳(16)は「勉強が疎かになったり、今までできていたことができなくなっていた自分は嫌いでした」と今後は学業に専念することをにおわせた。

 第3回じゃんけん大会本戦に出場予定だった江藤彩也香(14)は「ファンの皆さんへ\(^o^)/」という書きだしから始まり、「私はHKT48を辞退したことを後悔していません。前向きに今後の生活の事を考えています。普通の女の子に戻って、勉強とか頑張りたいって思ってます。」と綴っている。

 同じく脱退が発表された古森結衣(14)からのメッセージはなかった。彼女は16日夜に交流サイト「Google+」で突然脱退宣言したものの、数分で書き込みが削除されていた。その際に「芸能界の世界がこんなに恐ろしいのも知りました。たくさん学んだな。人って簡単に信じちゃだめなんだね」と記していたが、運営側に不信感を持っているためにメッセージを寄せなかったのだろうか。

 18日の電撃脱退表明から3日、困惑するファンたちが待ちに待っていたメッセージだったが、活動辞退の理由は本人たちからは明かされなかった。運営側は「ファンとの私的なメール」が脱退理由だったと説明しており、「ファンとの交際や法律に反するような行為はなかった」としている。この「法律に違反するような行為」とは、一部でささやかれていた「メンバーたちがファン男性の家にお泊りし、未成年にもかかわらず飲酒・喫煙をした」という情報に対してのものだ。

 元メンバーのメッセージや運営側の説明に対し、ファンからは不満の声が上がっており「メールだけでクビになるわけがない」「結局、脱退理由はウヤムヤになるのか」「(江藤は)謝罪文に顔文字を使うなんてファンをバカにしてる」などといった厳しい意見がネット上に書き込まれている。

 確かにメールをしただけで脱退になるのであれば、ファンとのセックススキャンダルが明らかになった指原莉乃(19)がHKTに移籍しただけで済んでいることのつじつまが合わなくなる。

「本人たちが『活動を辞退する』という建前で解雇した場合、詳しく理由を説明しないのはAKBグループの通例。今回の騒動が起きる前からHKTメンバーとファンの私的交流はウワサされており、メールだけの関係だったとは思えません。イケメンのファンが握手会のレーンに並んでいる最中に、ケータイでメンバーと恋人同士のようにチャットをしていたという目撃情報もあった。メール以上の“何か”がなければ、こんな一斉脱退は起きませんよ」(芸能関係者)

 AKB加入後にファンと交際していた指原という前例があるだけに、このような説明ではファンは納得しないのだろう。所属事務所がバラバラの混成部隊にすることで運営側の負担を減らす戦略をとってきたAKBグループだが、そのためにメンバーを管理しきれない現状と、恋愛禁止を掲げる運営方針に矛盾が生じているのかもしれない。今後もファンとの親し過ぎる交流が明らかになれば、支持を失っていくことにもなりかねないだろう。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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