AKB48「画像流出の言い訳」で学ぶピンチの乗り切り方

iiwakemabe0712.jpg※イメージ画像:『言い訳Maybe(DVD付)』/キングレコード

 AKB48のライバルグループとして約1年前に結成された乃木坂46の人気メンバー・橋本奈々未(19)が、プリクラ流出騒動で画像について釈明した。問題の画像は、制服を着た橋本と不良風の格好をした男性2人が写っている2枚のプリクラで、そのうちの1枚はボンタンを履いた男性と腕を組んで寄り添っていた。

 AKBグループは恋愛禁止という鉄の掟があり、加入後の恋愛であれば何らかの処分が下される。AKBの指原莉乃が週刊誌で過去の恋愛を暴露され、HKT48に移籍させられたのは記憶に新しいところ。今年1月にはTwitterからの画像流出によってAKBから平嶋夏海(20)と米沢瑠美(21)が脱退しており、即刻クビというケースにもつながる。

 厳しい状況に置かれた橋本だが、10日に公式ブログで「高校時代に幼なじみ達とふざけてコスプレして撮影した画像です」と釈明。運営側も「加入前のことは不問にする」というスタンスであり、無事に処分なしとなった。だが、納得したファンは少なく、「コスプレだった」という言い訳は苦し過ぎるという意見が多く上がっている。

 とはいえ、橋本がピンチを脱したのは事実。AKBは姉妹グループも含めて画像流出や過去のブログなどから恋愛が発覚し、謹慎や脱退につながるケースが相次いでいるが、釈明の仕方によって明暗がクッキリと分かれている。処分を免れたメンバーたちは、どのようにして苦境を乗り切ったのだろうか。

 今年2月、乃木坂のメンバー・高山一実(18)のものと思われる過去のブログが発掘され、「今日ゎノー勉のまま白ワインがぶ飲みしてましたι笑」などという記述から未成年飲酒疑惑が浮上。恋愛ではないにせよ、飲酒が事実であれば不適切行為として解雇もあり得た。だが、高山は公式ブログで「有名になるにつれて ありもしない事実を疑われることもあるでしょう。自分が潰されそうで怖いですが、私は私です!」と全面否定。高山の言い分が認められ、運営側からの処分は一切なかった。

 同月にNMB48の藤田留奈(14)がGoogle+に「うん*かいとのママに電話したあかんかなぁ(;;)? 」と私信を誤爆した件では、「カイト」という有名な男性ファンがいたことから、ファンとの交際疑惑が持ち上がった。ホテルで密会していたという情報も流れ、藤田の年齢を考えれば淫行に当たる可能性もある。これについて藤田と運営側は「母親とLINEでやり取りしているつもりで、従兄弟のカイト君の母親(叔母さん)にチームM入りのお祝いを貰ったお礼をしようという内容のメールを作成した」と釈明。単なる誤爆だったはずなのに藤田はなぜか謝罪し、ファンからは「従兄弟のカイト君は実在するのか?」といった意地悪な声も上がったが、一応は騒動収束となった。

 誤爆といえば、AKBでも小嶋陽菜(24)と宮澤佐江(21)が騒動を起こしている。一昨年の7月、小嶋が公式Twitterで「手越」という二文字だけをツイートし、1分ほどで削除した。「手越」はNEWSの手越祐也(24)のことではないかと推測され、それ以前に手越と小嶋の仲がウワサになっていたこともあり、二人の交際疑惑が浮上した。直後、小嶋はライブ中のMCで釈明し、「友達から『手越君のCMがカッコイイ』ってメールがきて、それを返そうとして間違って投稿した」と語った。その後、特に進展がなかったこともあって騒動は収まっている。

 宮澤の場合は「他人の男の子の話聞いてても、えばにかなうヤツゎいないと思った話。」という私信メールが、登録したファン全員に届けられる“モバメ”として送信された。「えば」という単語が彼氏のことを指すのではないかといわれ、某巨大掲示板には「誤爆で彼氏発覚!」といったスレッドが乱立した。宮澤は送信直後に再びモバメを送り、「移動のバスで、うたた寝しながらメールしてたらしく、夢での友達との話を間違えてメールで打っちゃってました!!!!」と釈明。夢を見ながらメールを打つというのは器用すぎる気もするが、証拠が出なかったこともあって不問にされている。

 どうやら決定的な証拠や行為が発覚しない限りは、多少苦しくとも言い訳を強引に押し通した方がいいようだ。処分になるかどうかの瀬戸際だけに、言い訳の仕方も千差万別で面白く、なかなか勉強になる気がする。

 だが、動かしようのない証拠が流出してしまった場合は言い訳がきかず、加入前であれば不問というルールも覆されることがある。昨年12月に乃木坂の若月佑美(18)の流出騒動が起きた際は、15歳の時のプリクラであったが、一回り年上の男性とディープキスをしているというファンにとってショッキング過ぎる写真だった。事情説明のないまま若月は年内活動自粛となり、年明けにファンの前で謝罪した。今年6月に同じ乃木坂の斉藤優里(19)のプリクラ流出が起きた際は、彼氏とのツーショットであったが加入前ということで処分なしになっており、やはりディープキスがまずかったようである。

 本来であれば解雇のはずだった指原が移籍で済んだことで、AKBの恋愛禁止は有名無実になったという見方もあるが、今後も流出騒動とユニークな言い訳は続くのだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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