「特別扱いは許せない」HKTデビューした指原莉乃に大ブーイング!

sashi91790.jpg※イメージ画像:結局「特別扱い」のままですね(C)AKS

 AKB48からHKT48に移籍した指原莉乃(19)が5日、福岡市のHKT48劇場にメンバーとして初出演した。

 恋愛禁止のAKBメンバーでありながら、研究生時代の男性スキャンダルを「週刊文春」(文藝春秋)にスッパ抜かれ、下着姿のエロ写メまで公開されてしまった指原。騒動直後に秋元康プロデューサー(56)から左遷ともいえる移籍を命じられ、心機一転でHKTメンバーとして奮起することとなった。

 中高生で構成されたHKTは平均年齢14.4歳で、19歳の指原は最年長メンバー。移籍通達から約20日で公演曲を覚えきった指原は、まだ不慣れな部分を残しながらも必死で歌い踊った。抽選で選ばれた300人のファンを前に、指原は「HKTのメンバーとして一刻も早く認めてもらえるように一生懸命に頑張ります」と決意を語っている。

 多くのメディア報道では大成功として報じられた指原のHKTデビューだが、その一方で心配されていた地元ファンからの反発も起こっている。指原のHKT移籍が発表された段階でも、「左遷先として扱われたHKTのファンやメンバーに失礼」「知名度が高過ぎる指原がグループの和を乱すのでは」といった声が上がっていた。そういった声は、HKTデビュー後も収まっていないようだ。

 16人編成で活動してきたHKTは、ダンスのフォーメーションも16人用に組まれている。そこに指原が加わった17人編成バージョンはまだ用意されていなかったらしく、今回は全員歌唱の曲で彼女の代わりにメンバーが一人外れるという形をとった。しかも、“新人”でありながらセンターにも立つという特別待遇を受けている。

 指原の移籍前からHKTを支えてきたファンたちは、ライブ後に以下のような意見をネット上に書き込んでいる。

「左遷された奴が何しゃしゃり出てきてんだ。特別扱いは許せない」

「ファンとセックスしたメンバーがHKTでVIP待遇かよ」

「ゆうこす(※菅本裕子)のソロまで乗っ取りやがった」

「指原がいたら他のメンバーが可哀想だよ。とっととAKBに帰ってほしい」

 彼女の知名度やAKBでのキャリアを考えれば当然の扱いともいえるが、HKTファンとしては複雑な気持ちになるのも分かる。口には出さないだろうが、急によそからやってきた指腹が特別扱いされていればメンバーも面白くはないだろう。

 秋元プロデューサーは、ヒットを生む秘訣は「予定調和を裏切ること」「摩擦があることが重要」と語っており、指原の移籍はまさに彼のセオリー通りだったのだろう。だが、地元ファンとの間に摩擦を生み過ぎれば、地盤的な人気を失うことになりかねず、指原が孤立して精神的に追い込まれていく危険性もある。

 選抜総選挙で4位になった際に「ヘタレ卒業」を宣言した指原だが、この苦境を乗り越えてHKTを盛り上げることができるのだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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