女性の三人に一人は「脱ぎ撮影願望」アリ! でも一体誰のために?

nadiasnewbed.jpg※イメージ画像 photo by thedirtystory from flickr

 非日常体験プレゼントサイト『Amaze アメイズ』のアンケート調査(30~49歳の女性300名)によれば、女性のヌード撮影経験者は6%だそうだ。その内訳だが、3%がセミヌード、2%がマタニティヌードだった。そして、ヌード撮影経験がない人でも33%が「いつか自分のセミヌードを撮影してみたい」と答えている。そのタイミングについては「妊娠中」が69%でトップ。マタニティヌードを撮っておきたいというわけだ。

 さて、33%が「ヌード撮影願望アリ」というのは、男としては素直に喜ばしい限りだ。この調査では20代女性が含まれていないので、20代まで含めれば、その割合はもっと高くなるかもしれない。女性向け深夜番組『極嬢ヂカラ』(テレビ東京系)でも公募した素人女性がヌードになる企画が定番化しており、こうした潜在的ニーズは強いのだろう。

 では、彼女たちはどうして脱ぎたがるのか。共通しているのは、彼氏や男のためではなく、あくまでの自分のためということだ。要は自己満足のためということか。そして、「若いときのきれいなカラダを記念に撮っておきたい」という理由が多い。『Amaze アメイズ』のマタニティヌード撮影プレゼントも『極嬢ヂカラ』の企画も、撮影するのは女性カメラマンであり、セミヌードだ。マタニティヌードは、神田うのやリア・ディゾン、ユンソナなど芸能人も多数披露しており、その影響があるのは間違いない。

 だが、男の立場から余計なことを言わせてもらえば、マタニティヌードというのは、はっきり言って別に美しいものではない。ひょっとしたら、彼女たちのダンナは美しいと思うのかもしれないが、他の一般的な男たちは「妊娠する前に脱いでくれよ!」というのがホンネだ。本人たちからは「私がきれいだと思うのだから放っといて」という反論も聞こえそうである。

 妊娠・出産という行為は新しい生命の誕生であり、神秘的で神々しい営みだ。しかし、そのことと、ヌードが美しいかどうかは別問題である。そうした精神性のせいで、女性にはマタニティヌードが美しく“見える”に過ぎないのであって、フツーに考えれば、ウエストがくびれているハダカの方が美しいに決まっているではないか。

 加納典明がずいぶん昔、『TENMEI』という写真誌を出していた頃、堂々と「エロい写真を撮りたい」「ヌける写真を撮りたい」などと言っていた。男にとって“ヌける”ハダカこそが最上なのだが、女性には永遠に理解してもらえないかもしれない。

 では、“ヌける”ハダカは何かと言えば、若くてきれいな女性のハダカであることは言うまでもない(特殊な趣味の男は除く)。今は熟女ブームだが、それとて対象はせいぜい30代から40代前半の女性である。しかも、芸能人で言えば、濱田のり子や杉浦幸のように脚が細く、ウエストがくびれていて、型崩れしていないバストを持った美熟女のみが、美しいヌードとしての評価を受けるのである。
(文=上条泡介)

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