渡辺徹が糖尿病でダウン! 闘病&暴食エピソードから学ぶ健康術

watanabe0426.jpg※イメージ画像:『GOLDEN☆BEST 渡辺徹~シングル・コレクション~』
ソニー・ミュージックダイレクト

 今ではコメンテーターや司会業がメインのタレント渡辺徹が、アイドル的な人気を博した青春スターだったことを覚えているのは、アラフォーより上の世代だろう。バラエティ番組出演時は妻・榊原郁恵との夫婦生活や、自らの肥満体型をネタに、芸人顔負けのトークを披露する渡辺だが、今も役者魂は失っていない。特に舞台にかける情熱は人一倍で、毎年のように芝居人としての姿を見せていた。そんな渡辺が5月に公演予定だった舞台を降板、合わせて緊急入院することとなった。原因は過労と長年患っていた糖尿病だった。

 役者デビュー当時72キロだった体重はすぐに100キロを超え、30歳の時にも急性糖尿病で病院搬送されたこともある。以後、妻の郁恵は彼の体を案じ、料理嫌いを克服。カロリー計算の行き届いたヘルシーメニューをふるまうようになった。渡辺もそのかいあって大幅なダイエットに成功。しかし以後太っては痩せ、痩せては太ってのリバウンドが、ある種名物に。過去には「14キロのダイエットに成功するもすぐに15キロリバウンドした」「100キロを超えたため奮起して20キロ痩せたものの、40キロリバウンド」「35キロ痩せたが、1年後には元の体型に」といったリバウンド話ばかりが目につき、一部では和製ロバート・デ・ニーロと揶揄されるほどだった。

 年齢も50を超え、さらに健康管理に迫られた渡辺を気遣い、郁恵は家庭菜園でとれた野菜を使った料理を出したりしていたという。しかし野菜嫌いの渡辺はその反動からか、地方のロケ番組に行った際に暴飲暴食を繰り返していたという。第一報を伝えた「女性セブン」(小学館)によれば、「ナポリタン、カルボナーラ、ミートソースと種類の違うパスタを3皿一気食いした」「饅頭を10個放り込んだ」「かつ丼にマヨネーズをかける」などの仰天情報が掲載されていたが、過去にも「多い日には1日6食。さらに食事ごとに1.5リットルのコーラをがぶ飲みし、合計で6本飲み干した」「カルピスを原液で飲む」などの猛烈な大食いエピソードが山盛り。愛嬌のある太った体がトレードマークだった渡辺だが、仕事を休んで入院しなければならぬほどの糖尿病が進んでいたとすれば自体は深刻だ。

 日本全国で約900万人もの患者がいる病だけに、芸能界でも糖尿病をカミングアウトしている人間は多い。糖尿ブログを綴るグレート義太夫、「これからは痩せてデブタレントは卒業する」と宣言した松村邦洋、インシュリン注射を打っているのを目撃されドラッグ中毒と誤解されたと語った小倉智昭などが有名だ。

 糖尿病とは、インスリンという血糖値を下げるホルモンの作用が不足して慢性的に血糖値が高くなる病。進行が進むと、心筋梗塞、脳卒中、失明、手足の壊疽などを招くこともある。演歌歌手の大御所・村田英雄も、最後は両足を切断するまでに悪化してしまった。

 贅沢病と言われる糖尿病だが、偏食、暴飲暴食、不規則な生活やストレスなどが原因のため、売れっ子芸能人とはかけ離れた環境の貧乏な人がかかることもある。とりあえずコーラをがぶ飲みしつつ、かつ丼にマヨネーズをかけるようなファンキーな食事だけはやめておこう!
(文=ピーピング・トム・ソーヤ)

『糖尿だよ、おっ母さん!』

 
糖尿病コワイです

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