3月23日に発売された「週刊ポスト」(小学館)に彼氏との同棲愛をスクープされた日本テレビアナウンサーの葉山エレーヌ。自宅マンションで、カーテンを開けたままの“一部始終”をキャッチされた彼女は、自身のフェイスブックで「FUCK」「最悪だ」「週刊誌め」を連発していた。そんな矢先、4月に入ると彼女は突然の結婚を報告。もちろん相手は、“一部始終”をスッパ抜かれた男性だった。
「スポーツ紙の記事やネットに流れている報道では、今回の葉山アナの結婚を“電撃”と形容し、局内も大騒ぎだとしていますが、むしろ彼女の結婚に胸をなでおろしているのは、番組関係者や局の上層部ではないでしょうか。これまで彼女には多くの恋愛報道がありましたからね。『結婚でもしてくれれば少しは落ちつくだろう』と思っていた節はあると思います。もちろん結婚の意志は彼女自身が決めたものでしょうけど、変なスキャンダル写真でも流出されて解雇せざるをえないなんて状況を迎えるのは避けたかったでしょう。夏目ナントカのケースがありますからね」(業界関係者)
局自体の視聴率は好調なものの、女子アナ力では、ここのところの人材流出の憂き目にあい、一歩も二歩も他局に遅れている感のある日本テレビ。そんな局内事情を考えれば、局としても葉山にはエースクラスの活躍を願って当然。これまで多くのスキャンダルにまみれ、異端児と呼ばれた葉山の結婚に、安堵している関係者がいたとしてもなんら不思議ではない。
一般企業に勤める一般社員である女子アナの恋愛など自由に決まっているという向きもあるだろう。しかし、やはり彼女たちは、何かあれば(それがプライベートなことでも)視聴者に報告する義務を負う公人だ。まして多少顔の売れた人気アナならその責任は当然だろう。そんな彼女たちだからこそ、プライベートな色恋沙汰には一般人より慎重になるのだ。
しかし葉山は、そんな意識がまるでないかのように熱愛報道を重ね、週刊誌を賑わすたび、まさにスッキリとした表情で「ああ。あのカレとのことですね」と番組内で喋る。そんな彼女にとって、男性との恋愛は、週刊誌にスクープされようがされまいが、とにかくハッピーなことでしかないのだろう。冒頭で記した彼女の怒りは、あくまでも“一部始終”を覗かれたことに対する怒りだったといえる。
そんな葉山だからか、担当する番組の中で試食コーナーがあると、アナウンサーの本分であるはずの進行を忘れ、ひたすら食べ続ける。共演する加藤浩次やテリー伊藤に、「葉山! いい加減にしろ」と叱責されても、返ってくるのは、まぶしいほどの綺麗な歯を見せる満面の笑みばかり。
まさに奔放といえる葉山エレーヌ。彼女の魅力は、嬉しいときは嬉しいと笑い、怒ったときは「FUCK」と叫び、食べたいときは何があっても食べ続けるという本能を剥き出しにしたところにある。男から見たらこれほど厄介な女というのもいないかもしれない。厄介というのは、奔放すぎて支配欲の強い男には扱いづらいという意味と共に、そんな彼女から目が離せないという意味だ。事実、葉山といえば現役人気女子アナの中でも、抜群に胸チラの多い存在。そんな彼女から目が離せないのは当然だろう。
ともかく葉山エレーヌとは、これまでにないタイプの女子アナといえる。それは、これまでの女子アナが常に男性視聴者を意識してきたのに対し、彼女がそれをまったく意に介していないという点から伺える。対極にいるのは、TBSの田中みな実というところだろうか。男性視聴者を釘付けにしてブレイクした田中とは反対に、葉山が女性からの支持を得てブレイクする日も近いかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)
今ごろエレーヌも……