Theater 2012 January【光宗薫】』/AKS
昨年12月にAKB48の13期研究生となった光宗薫。そもそも研究生として活動を始める以前の2011年3月には神戸コレクションモデルオーディションでグランプリにも輝いていた過去があり、その前評判は高く、当時から「久々に逸材がきました」などとネットを中心に騒がれていた。また正式メンバーではなく研究生でありながら、CM出演のウワサが持ち上がったことや、早々に2月19日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)へ単独で出演を果たしたことも話題に。前週の番組予告の時点で『AKB48期待のルーキー、バラエティ初出演!』など大きく扱われ、当日の放送でも司会の東野幸治が「スタジオに来たAKB48の中で一番可愛い」など大絶賛。バラエティ初出演は好調な滑り出しに見えた。
ところが、Twitter上でのある一般ユーザーのツイートから、光宗は”コネ加入”なのではないかと疑う声が噴出している。問題と思われるつぶやきは昨年7月10日。13期生オーディション締め切りである同年7月15日の直前である。「AKB48に知り合いの女の子が入るの決定。 でもオーディションではなく社長推薦だとか…。 やっぱり純粋なもんじゃないのね」というツイートのほか、その”コネ加入”予定のメンバーが『ショートカット』であることや『モデルのオーディションで優勝した18歳』であるというツイートも見られる。
これらをツイートしたユーザーは2月20日現在アカウントを削除しており、今となってはユーザーの素性も分からなければ、発言の真意も不明である。よってこの発言が光宗のことを指しているかは断定できない状況であるが、すでにネット上では「まああれだけ浮いてればな、有り得ないハナシじゃない」など、加入当時から”逸材”などと騒がれていたことからコネ加入の可能性も織り込み済みと思われる声がある一方、「他のメンバーが築き上げたものをおいしく持って行くんだもんな」と、これまでAKB48が時間をかけて築いてきた”国民的アイドルグループ”というポジションにコネで入り込んだと推測し、それを揶揄する声も見られた。
「AKB48は、総合プロデューサーの秋元康氏がインタビューで『クラスで10番目程度の容姿の女子を集めてます』と語っていることは広く知られていますが、光宗はスタイルも良く顔立ちも比較的派手。いわばポリシーとはかけ離れた”飛び道具”的なポジション。そのようにAKB48においては異質な存在ともいえる光宗が研究生でありながら目覚ましい活躍を遂げていることは、運営サイドによるゴリ押しが働いているのでは、との邪推を生んでもいます。しかし、例えば前田敦子が活躍するたびにネットで批判的な声が出るように、AKB48で活躍するメンバーには必ずアンチが存在する。それによって知名度が上がる側面もあるのではないのでしょうか」(芸能ライター)
SKE48でセンターをつとめる松井珠理奈もかつて、加入直後の公演デビュー前にAKB48の10thシングル「大声ダイヤモンド」でセンターメンバーに抜擢されたうえ、当時のAKB48史上初の単独CDジャケットでその姿をお披露目されるなど、華々しいスタートを切ったことが逆にアンチを生むことになった。加入直後の目立った活躍はアンチを生みがちであり、今回の”コネ加入”騒動もそういった潜在的なものが影響し騒ぎが大きくなっている可能性はある。しかし、今回の騒動をきっかけに光宗薫の知名度が上がったことは間違いない。批判的な声を実力で黙らせ、結果を残すことができたときこそ、大人数アイドルグループの中で真のポジションを得ることができるのかもしれない。
コネで入っても実力ないと大変だよね