明暗くっきりの紳助ファミリー 紳助復帰を待望するメンバーは?

hekisagon0217.jpg※イメージ画像:DVD『WE LIVE ヘキサゴン2010』/ポニーキャニオン

 昨年8月23日の電撃引退から半年、今なおその余波が大きい島田紳助。1980年の漫才ブームで、お笑い界、ひいては芸能界全体の勢力図を塗り替えて以来の盟友であり、現吉本興業のトップ・大崎洋社長自らが「彼の才能は惜しい。いつの日か、戻ってきてもらえると信じている」と復帰ラブコールするなど、また芸能界に戻る日も遠くないとウワサされる。

 しかし一般社会とは比較できぬほど過酷な競争社会である芸能界。わずか半年とはいえ、かつてともに紳助が司会をしていた番組に出演していた”紳助ファミリー”たちの間でさえ、成功者と落伍者の明暗がくっきりと分かれてしまったようだ。

 まず、おバカブームを牽引した女性ユニットPaboの3人は、全員”ゴールイン”を果たしている。

「球界を代表するエース・田中将大との結婚が決まった里田まいは、これで一生安泰だろう。同じヘキサゴンファミリーのフジモン(藤本敏史)と結婚し、夫婦共に仕事の順調な木下優樹菜も当面は大丈夫。ただスザンヌのお相手である斉藤和巳は、今も復帰を目指して奮闘中の身。女癖の悪さも伝えられるなど、将来については黄色信号が灯っています。結婚を機会に、男性ファンも離れてしまったスザンヌ自身の活動も苦しくなるのでは?」(スポーツ紙記者)と、意地悪な見方もあるが、取りあえずは勝ち組と呼んで差支えないだろう。一方3人同様に一時期『ヘキサゴン』に出演する機会の多かった神戸蘭子は、下り坂。

「彼女の場合は番組共演者であった元木大介との不倫騒動で、ファンが激減。年齢も三十路間近で、モデルの鈴木奈々、アイドルのアイドリング!!!・菊地亜美、AKB48・大家志津香など、新たなおバカタレントがどんどん登場している中で、彼女の居場所は残されていないのでは?」(前述記者)と厳しい意見も!

 また、紳助ファミリーを代表する男性ユニットと言えばご存知「羞恥心」。紳助引退以前から干されたままの野久保直樹は、観月ありさとの恋愛報道があった程度で相変わらずテレビへは復帰の見込みがないと思われる。一番人気だった上地雄輔は、一時期の熱狂は収まったものの、まだシングルCDを出せばオリコンウィークリーランキングにベスト10入りするなど、固定ファンが多数付いており勝ち組。良きパパ路線に舵を切り、最近ではMCを務める機会が増えてきたつるの剛士も安定している。

 また、男性陣で負け組と言えば、まず「新選組リアン」があげられるだろう。紳助司会の『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)で募集された男性アイドルユニットだが、元々紳助ファミリー全盛期でも売れ方は今一つだった。さらに後ろ盾を失った今では完全にどん底。同番組で共演したマツコ・デラックスに食事をねだった際「お返しにセクハラをされてもかまわない」と、男娼まがいの自虐発言まで飛び出す始末だ。

 また『紳助社長のプロデュース大作戦! 』(TBS系)の企画で、妻と共に紳助所有の民宿「夢来人」の支配人として沖縄宮古島での暮らしを選んだデンジャラス・ノッチも、あえなく番組自体が終了することとなった。

「一方『ヘキサゴン』に出演していたアンガールズの田中卓志は、紳助が消えたこの半年の間に、”キモカワイイ”キャラから、”リアルにキモイ”キャラを確立し、セカンドブレイクを果たしました。実力と運次第では何度でもチャンスがあるのが、芸能界。今は底辺に落ちた負け組タレントも、いつか再浮上のチャンスはあるかもしれません」(演芸評論家)

 負け組タレントは紳助の復帰を待ち望んでいるだろうが、今は庇護者に頼るより己の芸を磨く期間なのかも?
(文=ピーピング・トム・ソーヤ)

『自己プロデュース力』

 
自己プロデュースで復帰はあるの?

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