野球賭博に揺れる角界の力士たちのオンナ事情

20100711S.jpg*イメージ画像:『相撲のひみつ』著:新田一郎/イラスト:曽根愛/朝日出版社

 角界を揺るがした前代未聞の野球賭博問題。今回、多くの力士の賭博の実態が明らかになったわけだが、力士たちにはもう一つ、夜の素顔があったようだ。赤坂のクラブホステス業に従事する29歳のホステスKさんに、その実態について聞いた。

 私の働く赤坂のクラブには、なぜか力士の方のお客さんもけっこう多いんです。だから、力士の方を接客する機会も多くありました。彼らは決まって、外で30分3,000円飲み放題なんかの呼び込みをしている時に、それ目当てに5人かそれ以上の集団でお店にやってきます。

 普通のお客さんなら、3人位いても、焼酎のボトル半分位飲んだら30分経ってしまって、後は延長してもらうんです。でも力士の方って、最初から飲む量がハンパじゃないんです。氷の入ったアイスペールにボトルをまるごと一本注いでそのままロックで飲んじゃうんです。バブルの時なんかによくやられてたって聞いたことはありましたけど、実際見るのは初めてでした。そして、30分で飲めるだけ飲んで帰ってしまうから、店は大赤字。店にとっては困ったお客さんでした。

 でもたまには、そうじゃない時もあるんです。そういう日は力士の誰か一人のおごりで、他の力士にさんざん持ち上げられて、多額のお金を落していきました。相撲にはあまり詳しくないのですが、そんなに有名な方ではありませんでした。そして、おごりはいつも同じ人って訳ではないんです。そんな大金がいったいどこから出てきたのか不思議に思っていました。「今日はどうしたんですか?」と聞いてみると「いろいろと儲かったからね」などとはぐらかされ、私たちは空気を察して、あまり深く聞きませんでしたが、今思えば、賭けで勝ったお金だったのかもしれません。

 こんな風に、派手な飲み歩きで騒ぐ人もいる中で、あまり大騒ぎするのが好きではない力士さんもいたみたいです。

 同じ店で働いていたグラビアアイドルのSちゃんは、事務所の社長に勧められて、大物力士Cと夜を共にしていました。駆け出しでお金があまり無かったからかもしれませんが、Sちゃんはこの肉体接待をよくしていました。社長の車でCの家まで行って、最初は3人で食事をしたり話をしたりするんですが、社長は途中で帰ってしまって、その後は二人で一晩を過ごすんだそうです。

 いざエッチになると、相手は力士。正常位なんてしたら潰れちゃうことは相手も分かっていて、いつも騎乗位でするんだそうです。Sちゃんによると、お腹のお肉に埋もれたモノを探し出すのも至難の技だと、笑いながら話していました。Sちゃんが一晩に得る収入は10万円。おそらく、その倍のお金が社長に支払われてるんじゃないかと言っていました。大物力士とは言え、かなりの頻度で呼ばれていたようで、Sちゃんも私もそんなお金の出所がとても気になっていましたね。

 野球賭博、薬物汚染など、問題の絶えない角界だが、まわしを締めなおして頑張ってほしいものだ。しかし、夜のまわしを閉めなおすのは、なかなか難しいようである。
(取材・文=黒光テルシー)

『女相撲』

 
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