雨の降る深夜。終電を逃したみれいちゃんが、彼に借りたブカブカのYシャツを着て、もじもじしながらボソリとひと言。
「やだぁ～、そんなに見ちゃダメ」。
これって……これって……まさしく理想のワンシーンじゃないか～!! （女子にとってもね♪）
本作は、そんなコッテコテな男の妄想と、恋に恋する女子の憧れで作られたシチュエーションドラマ。Yシャツブカブカ編のほかにも、裸エプロンで帰宅したばかりの旦那様とイチャイチャセックス編や、急な雨でデートの予定が台無しになったけど、お陰で部屋の中で一日中べったりセックス三昧できた編、さらに猫耳をつけて、なりきりチュパチュパフェラで極楽気分編がある。どれもいわゆる定番コスプレなのだが、筆者がこんな素晴らしいチャプター名をつけてしまうほど盛り上がった理由は、みれいちゃんの甘えん坊ぶりにある。タイトルには『あまえんぼマシーン』とあるが、実際にマシーンなわけではなく、どれも理想の恋人という設定なのだが、その無敵の可愛さは精密機械級。とにかく、尋常じゃないほどに、人間技を超えるほどに、可愛すぎるのだ！
実は、このみれいちゃん。あの麻倉憂ちゃんを超えるのではないかと業界関係者から噂されている正統派美少女。その愛くるしいルックスはもちろん、演技力と萌えに対する理解力は最高レベルに達している。本作でも、終始、彼氏にじゃれつくように甘え、おねだりしたり、積極的にフェラする姿は、演技とは思えないほどのリアルさ。セックスが始まる前から「はぁはぁ」と喘ぎ、始まると本気で幸せそうな顔してイキまくる。そのいきいきとした様子は演技を全く感じさせない、まさに正真正銘の心の恋人なのである。
今回の作品は、そんな彼女の魅力が炸裂した良い例だろう。作り手と演者が同じ方向を見据え、しっかり「萌え」を把握しているからこその絶妙な出来栄え。コテコテとマンネリは違うのだ。そう教えてくれたみれいちゃんに、感謝・感激・雨あられ。（せっかくなので締めもコッテコテ!!）
（AV評：文月みほ）
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