『芸能人 あいださくら 淫欲痴漢中毒』あいださくら

 18歳と10カ月。心と体のバランスが不安定になるお年頃のさくらちゃんの本音を切り取ったような胸がキュンと熱くなる痴漢作品だ。

 朝の満員バスの中で、見知らぬ中年男たちに身体を触られ、泣き寝入りしてしまった女子校生のさくらちゃん。男たちの蠢く指がパンティの中に侵入し、ブラウスのボタンを外し、恥ずかしい部分をまさぐり始めると、微かに抵抗はするものの、なぜかされるがまま受け入れてしまう。そして、その日の夜。そんな彼女の心を試すように、下校バスの中に再び中年男が現れ、今度は彼女の口の中に勃起したチ●ポを押しこんできた。嫌がる彼女だったが、強制的にフェラさせられた挙句、ごっくんまでも強要されると、素直に従ってしまう。その瞬間こそ屈辱に顔をしかめたさくらちゃんだったが、帰宅してその日の出来事を振り返ると、なぜだか身体が疼いてたまらなくなり……。

 心の中では汚らわしい大人たちを拒否しつつも、肉体は新しい刺激に従順に反応してしまう。嫌なのに、泣きたいのに、彼女の指は男たちの指を再現するように胸を揉みしだき、股間をくちゅくちゅとかき回す。その姿があまりに繊細かつエロティック。演技派女優・あいださくらちゃんの実力を見せつけられるシーンであり、彼女自身の性に対する意識の高さも知らされる。

 数日後、彼女の心は肉体の要求に押し負けることになる。またしても登校中のバスに謎の中年男が現れたのだ。しかも、今度は、乗客全員に合図を送り、彼女を襲うようにけしかける。一斉に覆いかぶさる男たちの真ん中で、彼女は「待ってました」とばかりに受け入れていく。差し出されるチンポの全てを丁寧にしゃぶり、されるがままセックスすら許し、愛らしい声で喘ぎはじめるのだ。しばらくすると、次々とザーメンが発射され、あっという間に小さくあどけない顔を埋め尽くしていく。その数26発。息すらまともにできない状況の中で、彼女は「気持ちいい~」と喘ぎ、もっと欲しいと顔を差し出す。

 狂っていく理性。暴れ出す性欲。彼女自身も制御できない圧倒的なそれらの力に飲み込まれ、あいださくらは大人になっていく。これは物語の中だけの話ではない。きっと、現実に彼女の中に起きている現実なのだろう。最後に、恍惚に喘ぐ顔のリアリティにドキリと胸が熱くなった。これをみた誰もがそうなるに違いない。
(AV評:文月みほ)


◆メーカー:SODクリエイト◆品番:STAR-213◆時間:105分◆価格:2980円