バブル時代のアイドルが覚せい剤漬けの日々やAV裏話を暴露!!

nishinahitomi.jpg『絶頂カルテ 仁科ひとみ』

 90年代初頭に活躍したAV女優のブログが話題となっている。「ひ◯みの 忘れたい記憶と残したい記憶…」と題されたこのブログ、現役時代にはシャブをやっていたとか、そのことで逮捕されたとか、当時のギャラをぶっちゃけたりと、なんでもアリ。昨年11月にスタートし、最近ではアメブロランキングも急上昇して、アクセスが殺到している。この女優、伏せ字になってはいるが、1990年にデビューした「仁科ひとみ」ではないかと話題になっている。当時を知るオールドファンなら伏字があってもスグ思い出せるほどの人気女優だ。

 このブログが始まったのは昨年11月のこと。

「はじめに…」
元AV女優が、どうしてその道に入ったのか、、、、
思い出したくないほどの壮絶な過去を書き記していこうかと・・・
ファンでいてくれた方には申し訳ないですが
あの頃の私は決して自ら選んで進んだ道ではなく
複雑な状況の中で日々を戦っていました。
(後略)


 といった文章からスタートし、デビューの経緯についても赤裸々に明かしている。19歳当時、彼女の付き合っていたホストの彼が4,000万の借金を背負ったため、彼女はその肩代わりとしていわゆる「ヤクザ」に売られたという。今どきテレビドラマでもありえない展開だ。彼女は水商売で働いていたが、お店を辞めさせられ、クスリを打たれ、AV事務所に入ることに。当時はバブル真っ只中で、風俗よりもAV女優にさせた方が儲かる、と言われていた。メーカーも今はなきA社に決定。イチオシ女優として売り出してもらえることになったという。

 そこからグラビア撮影、AVのデビュー作の撮影とブログは進行していく。当時から日記でも付けていたのかと思うくらい細かい部分まで描かれており、まさに迫真の描写だ。卓越した文章力で、そのまま小説化、いや映画化もいけそうなほどである。現在、ブログ上では「引退して覚せい剤で逮捕された」という辺りまで回想が進んでおり、まだまだ続きが気になる大作(?)だ。

 この件に関して、当時の彼女を良く知るメーカー関係者に電話で話を聞いた。

「あのメーカーを設立した当初はまだバブルでしたが、社長が金を湯水のように使いまくって資金繰りは大変だったんです。そこに彼女が専属女優として入り、人気女優となった。そういう意味では”救世主”といってもいいですね。彼女と冬木あずさが同期で、その後、五十嵐こずえ、きららかおりなどの女優も出てきました。彼女が捕まっていたことは知りませんでした。別の女優と男優Sが捕まったのは知ってたんですが……彼らはシャブ仲間だったんですよね。今はそんなことないですけど。当時はそんなのばっかりでしたよ(笑)」

 彼女のブログでは、覚せい剤にまつわる話だけでなく、ギャラやカラミについてもあっけらかんと暴露していく。以下はその抜粋。

●当時のギャラは専属時に1本260万円。専属が切れた後は300万。引退記念のストリップでは10日間で1,000万。このギャラは全部自分が貰った。ストリップの時は毎日何百枚もサイン色紙にサイン&キスマークを入れていた。唇がガサガサになるので、キスマークは途中からお姐さん(先輩ストリッパー)にも手伝ってもらった
●本番をしたのはデビュー作のみ。その後は全部疑似。NGも多く、顔射、口内発射、3P、エグいオモチャ、SMなど全てNG。パブではテレビやFF誌もNGで、篠山紀信のグラビアを断ったこともある
●デビュー作の相手は”ナメダルマ”こと斉藤修。「無理!」と思って、トイレでシャブを打ってカラんだ

 これ以外にも、当時AVを見ていたアラフォー世代なら絶対にハマるネタが満載。また、AV時代の話だけではなく、時事問題なども徒然なるままに記しており、9日にはJAYWALKのボーカルが覚せい剤所持で逮捕された事件についても感想を記している。彼女自身は、すっかり薬物中毒から立ち直り、仕事をしながら子どもを育てる幸せな生活を送っているようだ。もちろん、本当に彼女が「仁科ひとみ」であり、事実を書いているとも限らないが、果たして……。
(文=高田コウイチロー)

 

『エー・エス・ジェイ/Legend 仁科ひとみ』

 
本人か否か

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