あざみちゃん、目を覚まして

大家族『青木家』長女の”近親相姦”告発はガセだった!?

azami.jpg『まっすぐに。』青木あざみ/竹書房
番組放映時はそのカワイさに話題集中。

 2002年に放映された大家族番組『ザ!激闘!大家族!!』(TBS系)シリーズ。そこに出演した大家族の中でもひときわ大きな反響を呼んだ「青木家」の長女(編註:実際には彼女の上にも姉がいたため次女となる)、青木あざみ(現在21歳)が、最近になっていくつかの雑誌媒体に衝撃的な告白をしている。

 いかに衝撃かというと、「父親にレイプされた」「14歳で最初の出産をした」「番組内で出産した娘は父親との子」「父親を訴えたい」といった具合なのだ。テレビを通じて全国的に有名となった大家族の親子が近親相姦の関係にあったというのだから驚く。

 番組では、家出をした母親に代って家族を支える姿や16歳の若さで妊娠・出産を断行した姿が多くの視聴者に感動を与えた。06年の『まっすぐに。』(竹書房)、07年『いつも。』(同)という2冊の著書も発行し、特に『まっすぐに。』は40万部のベストセラーとなっている。彼女の健気な生き様に共感した視聴者にとって今回の衝撃告白は青天の霹靂だが……。


 彼女の告白を掲載したのは、『実録!体験談 地下社会のタブー』(コアマガジン)と『女性セブン』(小学館)。いずれも、本人による「売り込み」からインタビュー、記事掲載へと至ったようだ。彼女と近しい人物はこう証言する。

「彼女は人見知りするタイプで、積極的な性格ではない。あんな告発を自分から売り込むことができる女性ではありません。実は今年に入ってから彼女は家出同然に埼玉の実家を出て、家族と連絡を取らなくなったようなんです。記事内で『結婚した』という記述がありますが、この相手を含む周囲の人間に告発を促されたのではないでしょうか」

 一方、レイプ疑惑をかけられた父親をよく知る人物は「あのお父さんからレイプされたなんてことはありえません」と断言している。

「お父さんとの付き合いは長いですが、モテるタイプで実の娘に手を出すほど女性に困るわけがない。ロリコンというのも当てはまらない。トラック運転手を経て今は土建業を営んでいますが、『男の中の男』という感じで非常に筋の通った人ですね。むしろ、あざみちゃんのほうが強烈なファザコンで、交際相手にもいつも父親の面影を求めていたように思います。そもそも、あの狭い団地の3Kの部屋で、他の兄弟にも気付かれずレイプ行為を行うなんて無理ですよ。実際に何度も訪問していますが、眠るときは鮨詰め状態で、もしレイプされそうになったとしても抵抗すれば絶対に誰かが気づくはずです」

 では一体なぜ、今回のようなレイプ告発記事を出すに至ったのだろうか。同じく一家をよく知るマスコミ関係者の話。

「恐らくネタ自体は狂言ですね。『初体験は小学6年生』『母の内職で偽造テレカを作っていた』等、ところどころに本当のことも混じっているようですが、金欲しさにネタを絞り出して出版社に売ったのでは? テレビの出演料に著作の印税と、青木家にはあわせて5000万円近くの収入が転がり込んでいます。しかし、その金は『失踪中』とされている母親が通帳ごと奪ってしまったともっぱらの噂です。母親は金に困るたびに青木家に出戻ってむしり取っていく。結局、あざみさんの手元にはいくらも残らなかったのです」

 つまり、家を出て結婚したものの、金銭的に困窮したあざみが、周囲の人間とともにネタを捏造し出版社へ売り込んだというのが真相だろう。かつて自著において、父親への尊敬や思慕、兄弟への愛情を切々と語っていた彼女だが、もう家族との絆を失ってしまったということなのかもしれない。

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