マンション内に蔓延する「愛人レンタル遊び!?」

　人妻の8割が不倫願望を持っていると言われている昨今。それを単なる願望に止めておこうとはせず、実践してしまうのが、現代の人妻たちの大胆なところである。

　少し前ならば、彼女たちの不倫を後押しするアイテムとして「出会い系サイト」が猛威を振るっていた。ところが、最近では出会い系そのものの規制も厳しくなり、また犯罪に巻き込まれる危険性も十分に認知されている。人妻たちも、やはり、おいそれと見知らぬ男たちとランデブーを決め込むのは躊躇するようになってきているようなのだ。

　しかし、持って生まれた浮気の虫は止められないらしい。夫婦生活のマンネリやセックスレスを打破するために、浮気願望を満たしたいと切に願う女性たちは、実際少なくないという。都内の某高級マンションに住む主婦の和美さん（仮名・28歳）は、密かにそんな人妻たちに浮気相手を斡旋しているとか。そして、それは、今や主婦たちによる「不倫サークル」のようになっているというのである。

「最初は、いくつかあるマンション棟で、顔見知りのママさんたちが集まってお喋りをしていただけなんですよ。でも、そのうちに何人かすごく気が合う人たちと頻繁に会うようになってきて。気心が知れるようになると、女同士の会話って、男性には聞かせられないような話題になるもんなんですよね（笑）」

　ある程度、生活にも余裕があるのだろう。和美さんは、派手な顔だちのセレブ系奥様といった風情だ。

「それで、それぞれの夫婦生活の悩みとか話すようになっていったんです。私もそうだけど、みんな一様に倦怠期からくる、セックスレスに悩んでいるみたいなんですよ。その時、私がたまたま元カレと不倫しているって話を始めたら、みんなから羨ましがられるようになってしまって」

　実は、和美さん自身もご主人とはセックスレスの間柄。それどころか、夫婦お互いに干渉しないという暗黙のルールがあって、それぞれ愛人との情事を楽しんでいたそうなのである。

「聞くと、以前「出会い系サイト」を使っていたっていう奥さんも、友人がトラブルに巻き込まれてから怖くてできなくなったって。だけど、相手が確かな人で、完全に割り切ってつきあってくれるような人ならぜひ欲しいっていう話になったんです。それで、試しに私の元カレのひとりを紹介したんですよ。身元も分かっているし、向こうもそういうことに馴れている人だったから。それがきっかけで、他の奥さんたちからも、相手を紹介してほしいっていわれるようになっていったんですよね」

　いわば、不倫相手のレンタルサークル!?　といったところか。竿姉妹となってしまうことに対する抵抗より、不倫願望が勝ってしまうのが三十路妻たちの貪欲なところなのだろう。

「今では、男性のメンバーも含めて、本当に『趣味の不倫サークル』になってますね。それだけじゃなくて、お互いにエッチのテクニックを研究したりとか、大人のオモチャの使い方をレクチャーしあったりすることもあります。おかげで、冷えきっていた夫婦間のセックスレスが、解消された人もいるんです。あくまでも、家庭は壊さないっていうのが鉄則ですから。だけど、それでも不倫はやめられないらしくて、メンバーを抜ける人はいないんですよ（笑）」

　人妻たちの鉄の結束により、夫の知らない痴態が今日も繰り返されているようだ。

 

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