実刑を受けても復帰できるというおかしな業界

芸能界ドラッグ事件簿 since1977

oshio.jpg押尾学オフィシャルブログ *現在は閉鎖中

 2009年8月、連続して起こった有名タレントの2つのドラッグ事件に芸能界が揺れている。

 まず、8月2日、通称エクスタシーと呼ばれるMDMA(合成麻薬)を使用したとして、麻薬取締法違反(所持)の疑いで押尾学が逮捕。続いて、のりピーこと酒井法子の夫、高相祐一が現行犯逮捕され、さらに8月7日、酒井法子自身にも同等の容疑で逮捕状が出るに至った。

 芸能界の闇の部分として、都市伝説のように囁かれていたドラッグ蔓延の話。単なる噂話ではなく、確実に芸能界がドラッグに蝕まれていることを知らしめる今回のこの2つの事件。しかし、この2つの事件以外にも、いままで実に多くの芸能人によるドラッグ事件が起こっている。

 その昔、遡れば、”大物”の名前も続々と出てくる。勝新太郎はもちろん、美川憲一や研ナオコ、内田裕也に井上陽水、桑名正博にショーケンこと萩原健一、岩城晃一、にしきにあきら、内藤やす子……などなど枚挙に暇がない。

 また、元ドリカムの西川隆宏や、起訴猶予を含めると4回も警察のお世話になった俳優・清水健太郎など、一度手を染めるとなかなか手放すのが難しいのがドラッグの恐ろしさだといえる。

 今年だけでも、4月には中村雅俊・五十嵐淳子の息子、中村俊太が大麻で、ストリップで復活を果たした小向美奈子も覚せい剤で逮捕されているが、これは氷山の一角にすぎない、という。

「酒井法子、押尾学の交友関係に捜査のメスが伸びているという噂があります。以前(77年)、大麻取締法違反で芋づる式に60余人検挙された時のようなこともありえます」(芸能系・ライター)

 まだまだ有名人逮捕は後を絶たないのかもしれない。

<芸能界ドラッグ事件>
◆1977年
岩城晃一(大麻取締法違反→懲役1年、執行猶予3年)/桑名正博(コカイン所持で逮捕→懲役2年、執行猶予3年)/井上陽水(大麻取締法違反→懲役8カ月、執行猶予2年)/内田裕也(大麻取締法違反→起訴猶予)/研ナオコ(大麻取締法違反→起訴猶予)/にしきのあきら(大麻取締法違反→起訴猶予)

◆1983年
萩原健一(大麻取締法違反→懲役1年、執行猶予3年)

◆1984年
美川憲一(大麻取締法違反→懲役1年6カ月、執行猶予3年)

◆1988年
尾崎豊(覚せい剤取締法違反)

◆1990、1991年
勝新太郎(大麻取締法違反→懲役2年6カ月・執行猶予4年)

◆1993年
江夏豊(覚せい剤取締法違反→懲役2年4カ月)

◆1995年
長渕剛(大麻取締法違反→起訴猶予処分)

◆1999年
槙原敬之(覚せい剤取締法違反→懲役1年6カ月、執行猶予3年)

◆2001年
いしだ壱成(大麻取締法違反、覚せい剤取締法違反→懲役1年6月、執行猶予3年)

◆2002年
西川隆宏(覚せい剤取締法違反→懲役1年6カ月、執行猶予3年)

◆2004年
清水健太郎(覚せい剤取締法違反(4度目の逮捕)→実刑2年4カ月)

◆2006年
大森隆志(覚せい剤取締法違反、大麻取締法違反→懲役2年6カ月、執行猶予4年)

◆2007年
赤坂晃(覚せい剤取締法違反→懲役1年6カ月、執行猶予3年)/桂銀淑(覚せい剤取締法違反→懲役1年6カ月、執行猶予3年)

◆2008年
加勢大周(覚せい剤取締法違反と大麻取締法違反→懲役2年6カ月、執行猶予3年)/ジョン・健・ヌッツォ(覚せい剤取締法違反→懲役1年6カ月、執行猶予3年)

◆2009年
小向美奈子(覚せい剤取締法違反→懲役1年6カ月、執行猶予3年)/中村俊太(大麻取締法違反→起訴猶予処分)/押尾学(麻薬取締法違反(使用)容疑で逮捕)/高相祐一(覚せい剤取締法違反で逮捕)

 

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