BABYMETAL、“来日”記念アルバムに違和感も…ファンは東京五輪での活躍を期待

160812_baby_tp.jpg※イメージ画像:BABYMETAL公式Twitter「@BABYMETAL_JAPAN」より

 メタルダンスユニット・BABYMETAL(ベビーメタル)が、来月14日にアルバムを2作同時に発売することが、公式サイトで発表された。これは、2014年に発売された1stアルバム『BABYMETAL』と2016年の2nd『METAL RESISTANCE』を紙ジャケット仕様にしたもので、来月19日と20日に行われる東京ドームでの初のワンマンライブを記念しての“来日記念限定盤”となる。これにネット上では、「日本人アーティストなのに、来日って…」「海外で人気があるのはわかるけど…」といった否定的な意見が飛び交っているようだ。

 2010年、アイドルグループ「さくら学院」の派生ユニットとして、SU-METAL(中元すず香)、MOAMETAL(菊地最愛)、YUIMETAL(水野由結)の3人で結成されたBABYMETAL。“アイドルとメタルの融合”をテーマに結成された同ユニットだが、先に人気に火が点いたのは日本ではなく海外だった。

 14年、YouTube上で公開された『ギミチョコ!!』(earMusic)のミュージックビデオがレディー・ガガの目に留まり、北米ツアーにオープニングアクトとして同行。欧米での知名度が飛躍的に伸びるきっかけとなり、今年4月に世界同時発売されたアルバム『METAL RESISTANCE』が米ビルボードの総合アルバムランキングで39位を記録し、日本人アーティストとしては、坂本九以来となるTOP40入りを果たした。

「『METAL RESISTANCE』はヨーロッパ各国の音楽チャートも賑わせ、発売日翌日にスタートしたワールドツアーも盛況だった。今やライブ数は日本より欧米の方が多い状態で、彼女たちの活動の主軸は海外にあります。とはいえ、日本人アーティストが“来日記念”と銘打ってアルバムを発売するのは、さすがに違和感がある。日本人ファンも、『何だか蚊帳の外に置かれた気分』『欧米のファンの方が大事なのかな?』などと納得できないようです。また、最近ではヨーロッパの音楽フェスに招待されることが増えており、『日本での公演が激減しそう』と心配する人もいます」(業界関係者)

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