深田恭子、主演ドラマ『ダメ恋』が好評のまま終了…“爆死の予感”を完全に覆した理由


 同作は深田が「職なし、金なし、彼氏なし」で貢ぎ体質というアラサーダメ女役を演じ、スタート前の段階では「無理がある」との批判が多く、特に「男性経験なし」という設定は現実感がないといわれた。ネット上でも「深キョンがダメ女なら私は何なの…」「深田恭子のビジュアルでモテないわけない」とツッコミが殺到し、女性層の反感を買いそうだとの予測も生まれ、大爆死の予感すら漂っていた。

 ところが、放送が始まると前述のように評価が一変。なぜここまで視聴者に受け入れられたのだろうか。

「『ダメ女』という設定は親近感を抱かれやすいのですが、リアルにビジュアルが残念な人が演じてしまうと視聴者の共感を得られない。女性視聴者は主人公に自分を重ねるため、設定はダメ女でも美人でないと夢が壊れてしまうんです。少女マンガの主人公が『ブス』扱いされても見かけは美少女なのと同じ理屈。といっても、美人女優なら誰でもいいわけではない。深田が役柄と同じアラサーでありながら、キュートな魅力を維持しているからできたことです」(女性誌編集者)

 これを裏付けるように、劇中で深田が身に着けていたファッションアイテムが飛ぶように売れているとも報じられた。ぶりっ子系の服装が中心で「ダサカワ」と一部で揶揄されたこともあったが、ネットショップなどで売り切れ続出。まさに女性視聴者が深田に自分を重ねて共感していた証拠といえるだろう。

 一方、男性視聴者を引き付けた理由は何といっても「劣化知らず」の可愛らしさに尽きる。

「もともと『むっちり好き』からの支持が高かった深田ですが、同作ではカラダにぴったりフィットしたニットのセーター姿で巨乳を強調したり、AKB48風の衣装でコスプレを披露したりと魅力全開。30歳から始めたサーフィンの影響もあって若干痩せた印象があったのですが、それによって色気が余計に増した。ドラマの内容は二の次で、深田を愛でるために番組を視聴していた男性は少なくありません」(アイドルライター)

 かつては「恋多き女」として知られ、スキャンダラスなイメージもあった深田。そういったタイプは通常なら女性支持を得にくく、三十代に突入したことで男性人気も落ち込むとみられていた。ところが、その予想を完全に覆して男女ともに非常に好感度の高い存在に。毎年のように写真集をリリースし、セクシーアピールも加速している。

 好評のまま終えたドラマの視聴率と同じく、深田の人気も右肩上がりになっていきそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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