性格はネガティブ、性癖はポジティブ! むっちり系AV女優・原千草の底知れぬエロス!!

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――そこで鉛筆挿入に目覚めていたらヤバいですよ。初体験は幾つの時ですか。

「15歳です」

――初体験の年齢は、そこまで早くないんですね。

「小学生の頃からエッチごっこみたいなことはいっぱいしたし、セックスよりも楽しいことがいろいろあったので焦らず」

――エッチごっこと言うと?

「まだ小学生で何も分からないから、お互いに何となく服を脱いで、裸になって触り合うぐらいだったんですけどね。チューもしなかったし無邪気ですよね」

――無邪気なのかな…。でも男の子は勃起するでしょう。

「そういうことも気付かないぐらい無邪気でしたね。まだ自分も胸が大きくなかったから性差が分からなくて。あとオチンチンを触るのが怖かったのもあります。分かりやすいエロからずれていたんでしょうね」

――女の子同士でエロい話をするってことはなかったんですか?

「なかったですね。ただ、私がこうだから、女の子が特別な性癖を話しても受け入れられますね。そう言えば19歳の時にプライベートで一回だけレズ経験があるんですよ。お仕事でもレズの撮影経験はあるんですけど、本当にレズビアンの女優さんと共演したことはないので、人生で一回きりの経験ですね。もともとレズとは知らずに友達付き合いをしていて、お泊まりをさせてもらった時に、何の前置きもなく、酔っぱらっている訳でもなくサワサワ~って感じで触ってきて。『おぉ~。これがレズか』って思いながら、一度は体験してみたかったので、そのまんまヤラれてみて。でも、その子はネコの要素が一切なくて完全なタチで、女王様とM女ぐらいの感じだったので、レズに無知な私でもこれはヤバいぞと。そもそも私はMだからネコってことになるかもしれないけど、ここまでバリバリのタチとできないと思って、とりあえずスルリと交わして」

 

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――具体的にどう責めてきたんですか。

「指マンなんですけど『潮を吹かせたい!』というのが伝わってくるんですよ」

――彼女からしたら、この子はネコの素質があるって見抜いたのかもしれないですよ。

「そっかぁ…」

――もしくはノンケを責めるのが好きなレズもいますしね。

「そうだ~! 絶対にその枠で狙われたと思う」

――次から次へと脱線しますが、話を戻して初体験の相手は誰だったんですか。

「彼氏です。当時35歳の人で、友達関係で知り合って…」

――20歳も年の離れた人だったんですか!

「当時から何でも受け入れるほうだったので、年齢差は全く気にしなかったですね。その彼氏がSで、初体験から激しかったんですよ。私はアソコが小さいから痛かったんですけど、相手のことが好きなので我慢したし、これがセックスか! って感じで楽しかったんです。いろいろ順番を間違えているんですけど、最初から緊縛なんかもやられていて」

――緊縛って綿ロープですか。

「本格的な麻縄でしたよ」

――ローソクとか鞭を使うこともあったんですか。

「ありました。ただ見た目の刺激よりも、気持ちのSMが好きなので、合わないものはやめてもらいました。本物のSの人って安心して委ねられるんですよね。その彼氏はやることが決まっていて、じっくりと二人のSMを深めて行くようなセックスでした」

――さすが年の功ですね。

「慎重に一つずつ極めていこうみたいな。だから大事にしてくれました」

――その人とも野外プレイはあったんですか。

「映画館に連れて行ってもらいました。性交OK、観覧OKみたいな映画館で、性的に面白い人が集まるんですよ」

――触ってくる人もいるんじゃないですか。

「そこは駄目ってルールがあって」

――紳士的な場所なんですね。

「ここが潰れたら困るからって皆ルールを守ってました。ヤバい場所なのに親しみのある雰囲気でしたね」

――AV業界に入る前に、あらゆることを経験してきたんですね。

「そうなんですよ。そこでネガティブな自分に戻るんですけど、私がAV女優になって何の表現ができるんだろうって不安だったんですよ。ちょっと性癖が変わっていたりするから、可愛いロリの女の子役とか、普通のセックスとかが、ちゃんとできているのかなと。変な部分が滲み出ていないかな、それが観る人に伝わったらどうしようって悩んでました」

――むしろ贅沢な悩みですよ。そもそも、どうしてAVの世界に入ったんですか。

「いつも自問自答するんですけど、何か目的がある訳じゃないんですよ。エロやエッチが好きなのは間違いなかったので、それだけを頼りに入ったんです。実際、撮影は楽しかったんですけど、他の女優さんを見るとお仕事として頑張っているじゃないですか。私だけ、こんなスタンスでやっているのはどうかなと思い悩んで。じゃあ私は、このお仕事で楽しいことって何か考えた時に、ファンの方がいることだと。もともと人と関わるのは得意じゃないけど、ファンの方を楽しませたい気持ちは強くて。そこが唯一、自分から発信できるエネルギー源なんですよね。一時期は辞めようか迷った時期もあったんですけど、やっぱり自分に合っているのは、このお仕事だよなって再確認したんですよね。今年に入って体調面もあってAVの撮影は月イチしか入れてないんですけど、イベントや撮影会でファンの方と触れあう機会も多いし、毎日充実していますね」

 

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(文=猪口貴裕/写真=辰巳ちえ)

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