――本当にマジメな性格なんですね。MOODYZに移籍して半年経ちますが、メーカーとしての傾向ってありますか?
「親しみやすいというかアットホームというか、みんなで楽しんで作っているのが伝わってきますね」
――では、移籍1作目の『1日10回射精しても止まらないオーガズムSEX』から作品を振り返ってもらえますか。
「普段の撮影現場は私たちをお姫様みたいに扱っていただけることが多いんですけど、この時は男優さん重視というか(笑)。相手の男優さんが1人で10回射精するので、監督さんからは『とにかく男優さんを彼氏だと思ってほしい。男優さんのメンタル面が大事だから』と言われました」
――10回射精する方もすごいですけど、イカせるほうもプレッシャーですよね。
「そうなんです。この作品は『遠距離恋愛で1カ月の禁欲生活を送っていたカップルが、久しぶりに会ってお互いの性欲をぶつけ合う』みたいな裏設定があって。素に近い感じでお互いに激しく求め合いました。だから、あまりカメラは意識しなかったですね」
――男優さんは、最後まで体力をキープできたんですか?
「一回発射するごとに体力は使うと思うんですけど、驚いたのは発射するごとに精子が飛ぶようになるんですよ。精子が薄くなって軽くなるので、どんどん勢いがついて、よく飛ぶみたいです。『10回目なのにこんなに飛ぶんだ!』みたいな(笑)」
――それは意外な発見でしたね(笑)。続いて『Ecup超絶品ソープ嬢』ですが、この作品以前にソープものの撮影ってありましたか?
「一回ありました。でも、その時はイメクラ、デリヘルなど、いろんな風俗のプレイをやっていく内容で、その中にソープもあった程度なんです。この作品は全編ソープだったので大変でしたし、これを職業にしている方は本当にすごいなって思いました」
――ソープ技を教えてくれる先生はいたんですか?
「いなかったんです。ただ前回ソープをやった時のことを体が覚えていたので、すぐに流れに乗れました。それよりも苦労したのは、完全主観だったのでカメラがお客様なんですよ。もともと私は主観ものが苦手で、ついつい男優さんの顔を見ちゃうんですよ。しかも、この作品は相手の方が一言も発さないで、ずっと私がしゃべっているから、余計に男優さんの方を見そうになりました」
――『ドリームウーマンVol.96』はMOODYZを代表する長寿シリーズです。
「ぶっかけものは何度かやったことがあったんですけど、それまでは多くても一回20人ぐらいでした。この作品では一気に倍になって、一回40人ぐらいだったんです。しかもすべて顔で受け止めるので、わりと早い段階で目を開けることができなくなって、あと何人残っているかが分からないんですよ。どっちから来るかも分からないし、とりあえず下に垂らしちゃいけないから上を向いていなきゃいけないし、大変でした。あと熱気がすごくて…。人によって精子のタイプが違うんですよ」
――というと?
「臭いだったり、濃さだったり、人それぞれなんです。あと顔じゃなく好きな場所にぶっかけるシーンでは、監督さんが男優さんたちにリクエストを聞いたんですけど『耳』とか『わきの下』とか、それぞれ癖が違うんだなって思いました」
――ペニスのしごき方も違うんじゃないですか?
「両足つま先立ちの人とか、ずーっと私のことを見ながらするとか、目を閉じて何かを妄想してする人とか、人によって全然違いますね」