「くだらない人のくだらない言葉」と一刀両断! 12歳人気子役の“ネットばなれ”

1112haruna_main.jpg※イメージ画像:スマイルモンキープロフィールページ「春名風花」より

 芸能人が活動の告知をしたり、ファンとのコミュニケーションを図るツールとして今や欠かせなくなった感のあるTwitter。その手軽さゆえに、多くの芸能人が日々利用しているが、暴言や下ネタを吐く「なりすまし」や、否定的なリプライが集中する“炎上”など、問題もあることは確かだ。

 その言動や出演した番組での振る舞いなどから、たびたび炎上する存在として、ドランクドラゴン・鈴木拓やキングコング・西野亮廣などがいるが“はるかぜちゃん”こと子役の春名風花(12)もその一人といえる。ネットユーザーと頻繁に議論を交わすことで知られる春名だが、昨年10月には「ナイフで滅多刺しにしてドラム缶にセメント詰めて殺したい」と“殺害予告”を受けたことでも話題になっていた。

 今年9月にはTwitterのアカウントを本人と保護者による共同管理とすることを明らかにしていた春名。その後は以前よりも更新頻度は少なくなっているが、最近はネットと距離を置くことに成功しているようだ。「ネットばなれ」というタイトルで7日に更新しているブログでは「運動をするようになって、むかしほどネットを見たいと思わなくなりました」とコメント。嫌いだった運動をすることで頭が空っぽになるという春名は、ネット上で見知らぬ人たちに批判されても、仕事で自分のことをわかってもらえばいいと言い、「くだらない人のくだらない言葉に傷つく時間をぼくはどれだけむだにしてきた?」と振り返っている。

「2001年生まれの春名は、生まれた時からパソコンやインターネットが当たり前のようにある、いわゆるデジタルネイティブの世代です。3歳で携帯電話を与えられ、その携帯電話でブログも更新していたといいますから、ネット上のコミュニケーションにも慣れていたでしょう。そのため、9歳から利用しているTwitterも違和感なく楽しんでいたのかもしれませんが、誹謗中傷がエスカレートして人格否定のような攻撃を受けることも少なくなかったですからね。中高生のSNS依存も問題になる中、ある意味ネットに見切りをつけるような姿勢は立派といえます。東京都の青少年育成条例問題に言及するなど大人びた言動をするかと思えば、しつこいユーザーには『うるさいよ、おばさん』『あーうっさいうっさい黙れカス』などぞんざいな物言いをすることもあった春名ですが、今回『くだらない』という言葉を繰り返しているところに、決別の意思が感じられますね」(芸能ライター)

 春名は現在もブログ、Twitterともに更新はしているが、必要以上にその反応を気にすることはないという姿勢の表れだろう。“ネット離れ”に対してネット上では「やっと気づいたか!」「無理にやるもんでもないよ」と、その姿勢を肯定する意見が多いようだ。

「ダイレクトに反応が来るのがTwitterの良さですが、それは同時にリスクでもありますからね。有名人ともなれば、1日に何百通もリプライが来ることも珍しくありません。春名は過去にじんましんになったときに、Twitterが原因であるとほのめかしていましたが、ネットでのやりとりがストレスになってしまっては元も子もないですからね。声優の平野綾は、Twitter上でファンと“口論”を繰り返したあげく、30万人以上のフォロワーがいるアカウントをあっさりと告知専用にしたことで話題となりました。反対に、ポエム的なつぶやきで独自の世界観を醸し出している吉高由里子や、開き直ったようなエロツイートを連発した眞鍋かをりなどは、うまく使いこなしているといえるでしょう。いわゆる“煽り”にもユーモアあふれる切り替えしを見せるなど、タレントとしての度量を見せる有吉弘行の場合は、フォロワー数が日本一というのもうなずけるといったところです」(同)

 うまく使えば新たなファン獲得などのメリットがあるものの、諸刃の剣でもあるTwitter。芸能人の間でも、その使い方は分かれているといえそうだ。春名はブログで「机上の空論とはよく言ったものでつくえに向かってウツウツ考えてても、ひとつもまえにはすすめないんだね」とも語っている。12歳でここまで達観したような発言ができるのも、彼女の精神年齢の高さとネット上で修羅場をくぐり抜けてきたからこそといえるだろう。もちろん、今回の意思表明がどう転ぶかは今後の彼女の活躍次第ともいえるが…。
(文=津本ひろとし)

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