ボーボーVSツルツル 女性ウケする男の陰毛はどっち!?

1105girlgroinfla.jpg※イメージ画像 photo by erospsiche from flickr

 時代はいま、空前のパイパンブームだ! ひと昔前までは、銭湯に行っても温泉に行ってもパイパンの女性などほとんど見かけなかった。むしろ、パイパン女性が奇異の目で見られていたように感じる。私事で恐縮だが、8年前に婦人科系の救急で搬送された際、医師に「陰毛の処理をしているようですが?」と尋ねられ、パイパンがまだ市民権を得ていない事実を痛感させられた。

 それが今では、家庭用脱毛器やブラジリアンワックス、エステティックサロンの永久脱毛手術などで、陰毛と決別する女性たちが激増している。銭湯や温泉においても、パイパン女性の姿は珍しいものではなくなってきた。今の時代なら、救急搬送で陰部を晒すことになっても、医師から陰毛の有無について言及されることもないだろう。

 では、男性の陰毛事情はどうなっているのだろうか? 欧米では、男性が陰毛処理をするのは一般的だという。また、欧米に限らず国内でも、サッカーのように下半身を酷使するスポーツの選手や、ドラム奏者なども陰毛処理を行なうようだ。

 しかし、スポーツ選手やドラム奏者と一般人は別物。一般人は、陰毛とどう向き合うべきなのだろうか? そして女性陣は、オトコの陰毛問題に対してどのような見解を持っているのだろうか?

 一般女性を対象に、男性の陰毛に関して意見を募ったところ、およそ6割の女性が「手入れされた陰毛に好感を抱く」と回答した(筆者調べ)。未処理陰毛支持層4割を上回る結果となったのだ。

 理由について詳しく聞いたところ、圧倒的に多かったのが「オーラルプレイ時の利便性」という声。特に、ペニスだけでなく陰嚢やアナルも舐めたい女性たちにとって、陰毛は大敵のようだ。逆から言えば、陰嚢やアナルを舐めてもらいたいなら陰毛を処理すべし、ということになる。

 また、コンドーム装着時のスムーズさを挙げる女性も。コンドーム装着の数十秒間が微妙な空気感になってしまうのはやむを得ないこと。その、なるべく時間をかけたくない数十秒間に、ゴムが陰毛を巻き込んでしまうと、ますます時間をロスすることになる。ムードを重要視する女性にとっては耐え難いのだろう。

 視覚的効果はどうだろうか? 陰毛がないことによって、ペニスが大きく見えるというメリットも生じるはずだが…。この点に関しては、「大きく見えることが陰毛処理のメリット」とする女性はいなかった。女性は、男性が気にするほどペニスサイズを重要視していないことの表れだろう。むしろ、見た目の美しさをメリットとして挙げる女性のほうが多かった。

 ここまで読んで、「よし、さっそく処理しよう!」とカミソリを持った人もいるかもしれないが、まだ早まらないでいただきたい。6割の女性たちは、全く陰毛のないツルツルな股間を支持しているわけではないのだ。「ツルツルではなく、少なめがベスト!」とのこと。よって、カミソリでの剃毛よりもハサミでのカットが望ましい。「剃毛されていると、盲腸などの手術直後かと気を遣ってしまう」という女性もいた。

 「未処理に好感を持つ」と回答した4割の意見もご紹介しよう。まずは見た目のワイルドさを讃える声。先述の、「見た目の美しさ」を支持する女性とは真逆の意見である。加えて、サイズが控えめな男性でも、陰毛によって野性味溢れるペニスに見えるというメリットを推す女性も。

 また、「日本男児たる者、陰毛の生え具合なんぞ気にするべきではない!」という精神論を挙げる女性も存在する。スキンケアなどにあまりにも熱心な男性に対して引いてしまうのと同じ感覚なのだろう。細かい部分には無頓着なくらいが男らしくて好ましい、といったところか。

 以上を踏まえると、「手入れをせずとも元から少なめの陰毛」がベストということになる。しかし、この条件に当てはまる男性など、ほんのひと握り。それ以外の男性は、処理していることがバレないようなナチュラルな仕上がりを目指さなければならない。ハサミでのカットは、毛先が尖ってしまうので不適切ということになる。かと言って線香で炙るのは面倒だ。あれこれ考えた結果、陰毛よりもペニス本体で勝負するのが、一番男らしいのではないだろうか。
(文=菊池美佳子)

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