みのもんた『朝ズバッ!』降板は既定路線!? ジャニーズと吉本興業が後釜めぐり争奪戦

minomo0913main.jpg※イメージ画像:『口説きながら麻布十番 duet with みの もんた』ユニバーサルミュージック

 次男の逮捕によって朝のニュース番組『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS系)など報道2番組への出演を自粛しているタレント・みのもんた(69)の去就が注目されている。このまま降板の可能性もあり、実際に業界内では「ポストみの」をめぐって大手事務所同士の激戦が水面下で繰り広げられているという。

 21日のラジオ番組『みのもんたのウィークエンドをつかまえろ』(文化放送)に生出演したみのは「私が何かやったわけでもないが…」などと愚痴をこぼし、成人した息子の責任をとって出演自粛していることに「多くの海外の友人から『日本はおかしい』と言われた」と主張した。

 『朝ズバッ!』についても当初は「降りるつもりはないし、続行してもいいと思った」と感じていたが、同番組のプロデューサーから「あなたは報道の中立を守れるか?」と聞かれ、みのが「身内の肩を持ちたくなりますね」と答えたことで出演自粛が決定したという。ラジオでは最後までみのが謝罪の言葉を口にすることはなく、一部報道に対して「いじめに近い、誹謗中傷」などと恨み節を展開するなど、追い詰められた現状に納得していない様子がうかがえた。

「みのさんは息子をかばいたくなるから出演自粛したと言っているが、実際に問題視されたのは次男逮捕だけでなく、その直前に騒がれたセクハラ疑惑も大きかった。これまで番組内で問題発言をしてもスポンサーが激怒するようなことはありませんでしたが、セクハラ騒動の直後は『どうなってるんだ!』とクレームが殺到。中高年の女性視聴者が多い番組ですから、セクハラ疑惑は事実であってもなくても大問題なんです。そこに次男逮捕が重なり、TBSもかばいきれなくなった。みのさんは『朝ズバッ!』に復帰したいようですが、局内ではこのまま降板させるべきという意見が強まっている。ここ数年は年間数億という高額のギャラがネックになり、代表を務める水道メーター会社の談合事件などの不祥事もあって“みの切り”が懸案になっていました。局側としても、この機を逃すわけにはいかないという気持ちがあるのでしょう」(テレビ局関係者)

 この局内の動きに呼応するかのように、一部メディアでは、みのが抜けた後のキャスターの座をめぐって早くも吉本興業とジャニーズ事務所が争奪戦を繰り広げていると伝えられている。

 吉本興業といえば、同じ朝の情報番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)で加藤浩次が司会として大成功を収めている。この後に続いて所属芸人をニュース番組に送り込もうと意気込んでおり、ロンドンブーツ1号2号の田村淳が情報番組『知りたがり!』(フジテレビ系)のレギュラーコメンテーターを務めたこともあった。同番組は低視聴率で打ち切りになってしまったものの、結婚で落ち着いた淳がTBSの朝の顔としてリベンジする可能性は十分にあるだろう。インテリ芸人として知られるロザン・宇治原史規や選挙特番などにも出演したチュートリアル・徳井義実など、いくらでも人材はいる。

「吉本は随分と争奪戦に力を入れているようですが、やはりジャニーズの方が情報番組では一枚上手。NHKの『あさイチ』の司会が好評なV6の井ノ原快彦をはじめ、日テレの『ZIP!』に出演しているTOKIOの山口達也、同じく日テレの夜のニュース番組『NEWS ZERO』でキャスターを務める嵐の櫻井翔など、実績では完全にジャニーズがリードしている。みのさんの後釜となれば、中高年層にウケるキャラクターが必要になるが、少年隊の東山紀之やTOKIOの国分太一ら爽やかで落ち着いたタイプがいくらでも控えている。TBSとジャニーズの間では、SMAPの中居正広が司会を務めた『火曜曲!』の打ち切りをめぐって一悶着ありましたが、その借りを返す形でTBSが中居を朝の情報番組にスライドさせる可能性もある」(前同)

 今のところ、ジャニーズ優勢とみられている「ポストみの」争奪戦。まだみのの降板は伝えられておらず気が早い気もするが、すでに大手事務所同士が火花を散らしているとなると、業界内では降板が既定路線ということなのだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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