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第11回

【 フィリピーナのつぶやき】「パ・ヒラムッ(貸して)」と言われ、“おかしな得”をした日本人


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※イメージ画像 photo by Tax Credits from flickr

「(パ・)ヒラムッ」

(貸して…)という意味だ。

 これは、とても恐ろしい言葉だ。なぜか? そう…貸したら返ってこないからだ。

 みんながみんなそうだとは言わないが…帰ってこないと思えば間違いはない。お金は大金ではなく、少額をあげるようにすれば問題ないが、物は困る。

 俺のベルトとズボン、それにデジカメと工具は、数年になるがいまだに返ってこない。何回か催促しても、「この次」という返事だけ。会っても話題にすら出ない。知人や親戚なので、面倒もいやだし疎遠になるのもどうかと思い、結局新しいのを買った。

 それ以来、ケチだとかなんだとか言われても、お金以外は貸さないことにしている。お金も大金は絶対に出さない。

 功を奏したのか、最近は金も物も借りに来る奴が少なくなった。でも、親しさは変わらない。いいことだ。

 「パ・ヒラムッ」と言われて、おかしな得(?)をしている日本人がいる。

 50代のC氏は、これといって仕事をしていない。病気で日系企業を辞めた後、インターネットで先物物件の取引をしている。内縁のピーナ妻と、彼女の連れ子二人と仲良く暮らしている。フィリピンに来てから20年近くになる。

 会社を辞めたときだというから、3年ほど前からだ。内縁の奥さんは、普通のピーナ。日本へじゃぱゆきさんとして出かけ、フィリピンパブの常連だったC氏と知り合ったらしい。C氏が仕事でフィリピンに来てからは、ずっと一緒に暮らしている。

 中肉中背で、笑うと目じりに皺を寄せて可愛い。普通に接して普通に会話をして、生意気でもなく派手でも下品でもなく、淫らな想像を抱かせるようなところは一つもない、ただの主婦という感じである。それが、以外だった。

 C氏も、おしゃべりではなく、フィリピンに住む日本人の中では好感の持てる人物なので、親しくしていた。C氏もそう思っていたのか、ある日酒を飲みながら、「実は…」と切り出した。誰かに話したくてうずうずしていたのかもしれない。

 C氏の家に、よく遊びに来る内妻の従姉妹がいるという。内妻より10才ほど年下だから、34・5才だ。その従姉妹が、ある日内妻に向かって、

「パ・ヒラム」と言ったらしい。

「…いいよ」と、内妻は返事をした。

 同席していたC氏は、お金かな(?)と思ってさほど気にしなかったらしい。

 数日後、「ねえ、話があるんだけど…」と、内妻のピーナに言われて、その内容にC氏は驚いたりあきれたり、どう考えていいのかわからなかったという。

 最初は、おもしろい冗談だと思っていたのだが、真剣なまなざしで話をしている内妻は、真面目そのものだったらしい。

「従姉妹が貸してくれって言うのよ」

「うんっ…いいんじゃないの。たいしたものでなければ…Yちゃんだし」

「いいの?」

「いいよ。…何なの?」

「……あんた」

「んっ…何?」

「あんた」

「だから、何?」

 つまり、内妻ピーナが言うには、従姉妹が貸して欲しい物はC氏だというわけだ。

 C氏は、ぽかんと口を開けたまま、しばらく言葉が出なかったらしい。どうも冗談ではないようだ。いったい、どういうことだ。

 笑えばいいのか?…いや、笑ってはいられない。おれは、たいした物(?)ではないのか…などなど、何を考えてるのか自分でもわからなくなって、怒っていいのか笑ったらいいのか、リアクションに困ったらしい。

 そりゃそうだ。それを聞いたとき、俺も吹き出して笑い飛ばした。だが、ピーナだったら…もしかして、とも思った。その“もしかして”だったのだ。

 セックスの相手に貸してくれというわけだ。

 要求する従姉妹も従姉妹だが、簡単に了承する内妻も内妻だと思った。ところがC氏は、実はマンネリ化していたんだ、と話しはじめた。

 C氏は、女遊びをするでもなく、内妻相手に週二回こなしてたらしい。年齢的には多いかもしれない。内妻も結構好き者で、あれやこれやとやっていたらしいが、新しいスタイルなど、考えるのにも飽きてきたという。

 それで、結局C氏は貸し出されることになる。内妻の従姉妹のピーナと、デートというわけだ。

「違うんだよなぁ。同じことやっていても」

 と、C氏は宙をにらんで、思い出しながら話す。

 内妻のフェラチオは、スポスポと音を立てて口を上下する。従姉妹のフェラチオは、舌を這わせてのどの奥まで吸い込む。どっちもいいんだけど、微妙に違う。上になって腰を動かすのも違うんだ。上下させるのと、捏ねるっていうか捻るというか…。

 C氏の口から、次々とリアルな表現が飛び出す。

 同じ四つんばいでも、肘を付いて腰を高く突き出すのと、犬みたいにただ四つんばいになるのでは、締りが違う。……おもしろいよなぁ。

 そりゃ、セックスは面白くて気持ちがいい。

 ここだけの話だよ、と恥ずかしそうに言ったC氏とは、親しさが増した。

 恥部を知られた人間には、怖さから来る親しさがあるものだが、C氏はいたって真面目で、その後も色んな話をしてくるようになった。

 内妻許可の下、いや貸し出されて、従姉妹ピーナとの情事は続いている。そして、その内容を内妻に話し、マンネリ化したセックスライフに刺激を与えているのだという。従姉妹と同じことをさせても、微妙に気持ちよさが違うからいい、と笑っていた。

 「パ・ヒラム」の一言が、C氏に新たな活力を与えたようだ。羨ましいとも思うが、……女房の親類縁者とそんな仲には、とても。

 やっぱり、女房にわからないように時々楽しむほうがいい。貸し借り無しで。
(文=ことぶき太郎)

■ことぶき太郎(ことぶき・たろう)
フィリピン在住、“ピノイタロウ”と呼ばれて10年以上(ピノイ=フィリピン人の意)。心身ともに癒してくれるその魅力を、日本のオンナと比較しながら書き綴る、自称「快感体験観察エロ作家」。弱り始めた腰に鞭打ち、いまでもピーナのいろんなところを観察し、食している。

【フィリピーナのつぶやき】バックナンバー
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第3回フィリピン娘にとって便利な言葉「分からない(アイ・ワンコ)」
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『色白で清楚な若妻にムラムラして寝室を覗いてみたら、本気で自慰してるじゃないか、何ならオレの貸してやろうか。』


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