意外と重要! セックスが終わった瞬間の演出

jigojigo0604fla.jpg※イメージ画像 photo by meia_lua from flickr

──セックスとは、射精の瞬間に終わるものではない。2人の心が満足したとき、静かに幕が閉まるのだ──

 冒頭の言葉は、筆者トビタが下世話なことに関するメモを書き続けたテクニック帳、通称「トビペディア」に記されているものである。トビペディアには、女の子とのデートにおけるシナリオや、エッチの際に重要となるテクニック、あるいは、恋愛に関する法則など、とにかく男として必要なテクニックがぎっしりと書かれている。そしてその中に、この文言がある。

 男にとってセックスは、至福の瞬間であり、悲しみの行為でもある。なぜなら、快感の頂点に達したすぐ後、つまり射精したすぐ後に、まるでそれまで高ぶった感情が嘘のように、別人のような冷めた感覚になってしまうからだ。これは人体の構造上、仕方のない話だが、だからといって、射精した瞬間に冷淡になるわけにはいかない。なぜならば、女性にとって、「射精後のひとときこそ重要な時間」であるからだ。

 男ならば誰でも、自分のセックスで相手をギャフンといわせたい。「物足りない」とは思われたくない。であれば、射精後の演出にこそ力を注ぐべきだと、トビタは考える。

 射精後の演出は、セックス中のテクニックほど難しいものではない。いわば、誰でも心がけ次第で出来る簡単なものだ。それで女性の評価が上がるならば、やらない手はないだろう。ということで、筆者トビタが考える、射精した瞬間の良い演出を述べていきたい。

 セックスで射精に達した時(※ゴム付きでのセックスの場合)、すぐに息子を抜いて、サッサとお掃除を始めるのはもちろんNG。これは多くの人が分かっていることだろう。射精してもしばらくは体勢を変えず、ゆっくりと余韻を味合わなければならない。これは基本中の基本だ。

 その時、もっとも大切なのは、くどいくらいの「精一杯頑張った」アピールをすること。たとえば、「ハアハアハア」と耳元で息を弾ませ、ややグッタリした素振りを見せる。これにより、“自分のすべてをこのセックスに捧げた”と相手に感じさせることが重要だ。

 ただし、くれぐれも「疲れた」なんて口に出してはいけない。あるいは、相手に「疲れた?」と聞かれても、認めてはいけない。聞かれても「ううん」とだけ答え、しばらくハアハア言いながら、息子を入れたままにしておこう。

 このハアハアにより、女性が「こんなに頑張ってくれたんだ」と考えてくれれば、理想的。さらに、「私とのセックスにここまで興奮してくれるなんて」と、相手に満足感を与えられればなお良い。これらは、今回のセックスに対する女性の評価を上げることにつながる。

 王道であるが、終了後はキスをし合うことも必須だ。射精後においてとにかくNGなのは、余計な言葉を発すること。気持ち良かったかどうか、痛くなかったかどうか、そんな確認はもっと後でいい。とはいえ、何らかのコミュニケーションは欲しいところ。であれば、必要最低限の会話をキスで行ってみる。つまり、

【男のチュ(気持ち良かったよ、君は?)】
【女のチュ(うん、私も気持ち良かった。疲れてない?)】
【男のチュ(大丈夫、ありがとう)】

 こんな具合だ。うー、書いていると非常に気持ち悪い。アソコの裏側がヒクヒクしてくる。ただ、実際やる分にはそれほど気持ち悪い行為ではないはずだ。だいたい、この時2人は裸で、アソコとアソコがドッキングしているのだ。ちょっとやそっとの恥ずかしい行為で引くようなことはない。

 セックス後のコミュニケーションとして、「頭を撫でる」というのもありそうだが、これはやめた方が良い。手マン後の手で髪を触るのはさすがにマズイ。せめて肩辺りを撫でるくらいにしよう。

 先述の「ハアハアタイム」が終わったら、ゆっくりと息子を引き離して、静かに事後処理をする。この時も、とにかく喋らないことが重要だ。そして、「トイレ行ってくるね」と言おう。至福の時から一瞬、相手を一人にさせるのが狙いだ。これにより、相手は2人がひとつになった瞬間と、一人ぼっちの時間を連続して味わうことになる。
 
 その結果、男がトイレから戻ってきた時には、愛おしい存在を再確認するかのように、男を抱きしめてくるはずだ。ただし、トイレに行ってから帰るまでの時間は2分30秒以内がマスト。長く離れるとそれまでの雰囲気が薄れ、むしろ逆効果。あくまで一瞬の孤独を味合わせるのがポイントだ。

 ここまでできれば、いくら手マンが気持ち良くなくても、いくら淡白なピストンでも、女性が抱く感想は良いものになるだろう。以上、トビぺディアより。
(文=トビタシンイチ/「トビタシンイチのエロ探検記」

トビタシンイチ(とびた・しんいち)
日夜エロネタを求めて風俗・合コン・ナンパに挑むエロ探検家であり、ライターとしてさまざまな失敗エピソードを紹介している。国内有数の早漏男子という顔も持つ。

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