水嶋ヒロが俳優復帰作で大ヒンシュク “超俺様”態度にスタッフあぜん

hiro0405.jpg※イメージ画像:『With You―水嶋ヒロセカンド写真集』
主婦と生活社

 アニメ化もされた「月刊Gファンタジー」(スクウェア・エニックス刊)連載の人気コミック『黒執事』(枢やな・著)の実写映画版に、女優の剛力彩芽(20)がオリジナルキャラクター役で出演することが発表された。原作の約130年後のアジア都市を舞台にした完全オリジナルストーリーで来春公開予定となっている同映画は、水嶋ヒロ(28)が主人公のセバスチャン・ミカエリスを演じ、約3年ぶりに映画主演することでも話題になっている。

 水嶋といえば、かつては大手芸能プロ・研音に所属していたが、09年に事務所に無断で歌手の絢香(25)と入籍したことからトラブルに発展。翌年に絢香と夫婦そろって研音を離脱し、個人事務所を立ちあげた。これに研音側が激怒し、水嶋は芸能界を干される形となり、同年公開の映画『BECK』を最後に芸能活動は休業状態に。その後は小説『KAGEROU』(ポプラ社)で作家デビューし、11年にGIRL NEXT DOORのPVで原作・脚本・出演を務めるなど活動の場を模索していた。妻・絢香と提携するエイベックスのサポートもあって、今回の映画主演で水嶋は晴れて芸能界復帰を果たすことになる。

 この映画出演に関しては、原作者の枢氏が水嶋の主演を条件に実写化を承諾したとされ、共同監督を務める大谷健太郎、さとうけいいち両氏も「原作ファンに納得してもらえる演出を仕掛けたい。それが可能に成りうるのは水嶋さんの存在があってこそ!」と熱くコメントしている。メディア上では、水嶋の出演を熱望した制作側が口説き落としたという形で報じられているが、実際の経緯は異なるのだという。

「実際は『何でもいいからやらせてほしい』という水嶋側からの売り込みがあり、出演が決定したようです。順調に復帰した絢香とは対照的に、水嶋は仕事が全くない状態が続いていた。かなり焦りがあったでしょうから、かつてのスターが必死に売り込みをするのも無理はないところです。ところが出演決定後、水嶋サイドから『そちらから熱烈に口説かれたということにしてほしい』と注文がついた。それを聞いた制作陣はア然としたそうですが、もう主演が決定したのに波風を立てるわけにもいかず、大人の対応をして水嶋の注文通りにコメントを出した」(映画関係者)

 俳優はイメージが大切とはいえ、自分の現状を省みないセコさに呆れてしまうが、撮影現場でも水嶋は不評を買っているようだ。

「現場では『俺様』態度で大物風を吹かせ、脚本や演出にまで口を出してくる。小説がベストセラーになったり、ミュージックビデオの脚本を書いた経験があるため、脚本のデキが特に気になるようです。しかし、小説も脚本も素人に毛の生えた程度の内容だと揶揄されていたわけですから、思い上がりもはなはだしい。主演がそんな調子ですから現場の士気は下がり、映画のデキも不安視されています。映画の設定が原作とかけ離れていることもあり、スタッフからは早くも『大コケで赤字確定』との声まで上がっている」(前同)

 水嶋の復帰作で剛力も出演するということで話題になっている同作だが、公開前から先行きは厳しそうな気配だ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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