醜形恐怖症・摂食障害は完治した? 釈由美子の現在

shakuyu0213.jpg※イメージ画像:釈由美子写真集『I am』学研マーケティング

 かつて摂食障害と醜形恐怖症を告白して話題になった釈由美子(34)だが、昨年は10年ぶりに水着写真集を出版し、「健康的な美ボディ」を取り戻したと自信をのぞかせている。そんな彼女が『アナザースカイ』(日本テレビ系)に出演し、件の写真集ロケ地であったタイのリゾート地・クラビ島を再訪。アスリート並みに鍛え上げられて割れた自慢の腹筋を惜しげもなく披露するグラビア撮影の裏側や、2年前から始めたという古武道の練習現場などにカメラが入った。

 彼女は十二騎神道流宗家に入門し、現在は初段。以前『はなまるマーケット』(TBS系)でもまったく同じことを語っていたが、時代劇出演時に演じた「くノ一」の殺陣がうまくできず、共演俳優から古武道を紹介してもらったことがきっかけだという。肉体を鍛えることで「魂が磨かれていく感覚」があるのだそうだ。高校時代は「痴漢にやられ放題だった」という彼女も、今では撃退できる自信があるそうで、ロケ地へ向かう前に立ち寄ったバンコクではムエタイのチャンピオンである16歳少女と道場で汗を流したりもした。

 一時期はむくみや下半身太り、乾燥肌に悩み、「とにかく痩せたい」という気持ちとストレスから過食嘔吐を繰り返していた釈。摂食障害については著書『釈ビューティー!』(ワニブックス)で明かしているが、仕事を終えるとコンビニでパンやスイーツを買い込み、泣きながらそれを食べては吐いていたというから壮絶だ。『アナザースカイ』でも、「撮影前は、フリスクとかミントのお菓子しか食べられなかった」と極度の痩せ願望があったことを話したが、それが今では朝・昼・晩と規則的な食事を楽しむようになったという。

 それでも現在の釈が「健康的」かと言われれば疑問だ。番組冒頭で紹介された22歳当時の水着写真集を開き「わあ、細ーい」と感嘆するモデルの岸本セシルに、「いやいや、全然、パツンパツンです」と真顔でツッコむ釈。視聴者から見ても、若さと勢いを感じる当時のグラビアは実にヘルシーな色気が漂うものだったが、釈としてはやはり現在の細すぎるウエストの方が美しいと感じるのだろうか。

「実は、摂食障害は心の病気ですから、完治が難しい。釈は今も朝はフルーツやスムージー、昼は好きなものを食べて夜は炭水化物を抜く食生活をしているそうですが、それプラス運動で維持している筋肉質の肉体に、まだ満足しきっていない節がある。少し前にブログで『最近は鏡の中の自分を見るのも萎える』とつづったりしているのも、醜形恐怖症の片鱗が見えて心配。常に頑張っている自分でいないと納得できない、という人は少なくありませんし、向上心を持ち続けること自体は否定しませんが、まずはありのままの自分を認めた方が良いのでは。たびたびネガティブ面をのぞかせるので、いくらテレビで健康的だ幸せだと彼女自身がアピールしても理解されづらい。芸能界には見るからに痩せすぎなタレントさんが多くいますが、釈さんの痩せ方とこだわりは群を抜いているのでよく話題になります」(業界関係者)

 また、スタイルだけでなく顔にもコンプレックスを抱えていたという彼女。番組では「グラビア時代は体を鍛えている感じじゃなかったんで、お給料を全部注ぎ込んでエステや美容にお金をかけていた」と話したが、そのためか10代の頃と比べると顔立ちはかなり変化した。10代前半は一重の垂れ目で子犬のような愛嬌ある顔立ち、その後目元は奥二重になり「楽しんご」似の可愛らしいフェイスになり人気を誇ったが、06年、大胆にも幅広の二重まぶたになり鼻もずいぶん大きくつけ鼻のようなガッシリとした形になって話題となった。10年頃からは鼻が細く尖った形状に変化、あごもずいぶんシャープになり柔らかそうだった頬の肉はスッキリ落ちた。彼女の理想とする美しさを叶えることで、コンプレックスが消え、心の病気からも解き放たれるのならば、誰も批判すべきではないかもしれないが、果たして彼女自身はこれで本当に「心の平和」を取り戻せたのだろうか。

「昨年はGACKTとの愛人関係を長年続けているという衝撃的な報道があったものの、後追いメディアは皆無で証拠を掴めなかった。そんな報道があったにもかかわらず元気に仕事をこなしている様子を見ると、男に依存したり他人のウワサに惑わされることなく、自分の内側に目標を持って進んでいるように思います。最近は温泉ソムリエの勉強もしていると言っていましたし、今後はいくつも資格を持つなどして今まで以上に女性消費者に向けた活動をしていきそう。藤原紀香や押切もえの系譜ですね」(芸能記者)

 最終的には「究極の美魔女」由美かおるに近付いていきそうだ。

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