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テレビバラエティも「第三極」台頭!? スポンサーに支配されたテレビ業界の内情


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※イメージ画像:『バリバラ~障害者情報バラエティー~』Eテレ公式ページより

 野田首相による解散宣言で、12月16日に投開票の決まった衆院選。およそ一カ月後に迫った総選挙で注目されるのは、もっぱら第三極とよばれている石原慎太郎や橋下徹などの存在だ。もちろん、そうした事態は、あまりにも不甲斐ない与党民主党や、結局何がしたいのかよく分からず、ただ尻馬に乗っているだけの印象のある自民党と公明党という、第一、第二極への不満や不信感の表れといえる。そして、そんな新しい勢力が注目されているのは何も政治の世界だけではない。今のテレビバラエティもまた同じだと、ある業界関係者は語ってくれた。

「たとえば、質の高いドラマを作っているのはどこかと聞かれたら、僕は迷わず“NHK”と答えますね。もちろん豊富な予算という面は見逃せませんが、何よりスポンサーの影響を受けずにドラマ作りができるというのがその理由です。つまり、救急医療がテーマのドラマを民放が作る場合、その番組のスポンサーに車会社などが入っていたら、交通事故という設定が使えなくなるという現状があるわけですよ。救急医療のほとんどが交通事故だというのにです。一方でNHKにはそうした縛りはありませんからね。スポンサーというしがらみがない分、自由に、そして大胆に制作できるわけです。バラエティ番組にも同じことが言えます。今や民放のバラエティといえば、芸人や人気タレントを集めて、ただワイワイやっているだけの番組が多い中、NHKはそれこそ斬新で実験的なバラエティを次々と打ち出していますからね。NHKのバラエティはこれからもっともっと面白くなりますよ」(業界関係者)

 かつて、バラエティの王者と言われながら、今秋始まった新番組のことごとくが低迷し、多くのネットユーザーらから嫌われているフジテレビを民主党にたとえれば、その低迷に乗じて浮上した日本テレビとテレビ朝日は自民公明の両党といえる。そして第三極には、業界関係者が注目を集めるNHKというわけだ。

「NHKのバラエティが注目されるようになったきっかけのひとつは、やはり2005年から始まった『番組たまご』というプロジェクトでしょうね。04年の制作費不正支出事件をきっかけに、視聴者に寄り添う姿勢を見せるためNHKが打ち出した実験番組の制作プロジェクトなのですが、ここから生まれたバラエティには好評を博したものが少なくありません。たとえば、今も放送している『着信御礼!ケータイ大喜利』や『ドラクロワ』といった番組に、今は放送を休止していますが『タイムスクープハンター』や『ブラタモリ』などは今でも人気が高いです。今後も折を見て放送するでしょう。民放のバラエティにはない魅力がNHKのバラエティにあることは間違いありませんよ。そしてそれは、スポンサーという弊害がないからなんです」(前出)

 この関係者が語る「番組たまご」プロジェクトからではないが、今年からレギュラー放送の始まった『バリバラ~障害者情報バラエティー~』(NHK Eテレ)もまた大きく注目されているNHKのバラエティだ。「日本初の障害者のためのバラエティ番組」として、出演陣のほとんどを障害者で構成する情報トーク番組である『バリバラ』は、非常に画期的。とかく、及び腰で些細な批判も許さないスポンサーがついていればできない企画だ。まさにNHKならではの番組といえる。

 前出の関係者が語るように、やはりNHKの現場環境は斬新な番組を作るのに適しているのだろう。長らく続く不況で、ますますスポンサーという存在が幅を利かせるようになっているテレビ業界。そんな中にあって、スポンサーの顔色を伺わず番組作りのできるNHKは確かに強い。今後も新風を巻き起こし続けることができれば、NHKこそテレビバラエティ界の第三極ならぬ第三局に台頭するかもしれない。いや、今の政局同様、低迷するフジや、マンネリ化する日テレ・テレ朝を見ると第三極こそ第一極なのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)


『バラエティ番組がなくなる日―カリスマプロデューサーのお笑い「革命」論』

それでも「バラエティ」は死なない!

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