「モテない」と悩む人へ…実践してもらいたい一か八かの作戦

※イメージ画像 photo by Impatience is A Virtue. from flickr

 恋愛はあくまでお互いの気持ち次第。自分がいくら相手を思っても、相手が自分を気に入ってくれなければ、その恋愛は成就しない。しかも、相手が自分を気に入る要素は千差万別。その結果、モテる人とモテない人が出てくる。

 しかし、モテない人がちょっと何かを変えただけですぐさまモテるようになるのは難しい。非モテ→モテに変身するには、近ごろ流行りの体幹トレーニングをやるように、長い年月をかける必要がある。だが、モテない人でも、極めてスピーディに成績を向上させる方法がある。それを今回紹介したい。

 人は大きく分けて3つのタイプに分けられる。「万遍なくモテる人」、「ある一部の人にモテる人」、「万遍なくモテない人」。モテない人の多くは「万遍なくモテる人」になりたいと考えるが、それは先ほど言ったようにかなりの時間とエネルギーを要する大変な作業だ。そして、その作業の結果、確実にモテるようになるともいえない。

 そこで言いたいのは「ある一部の人にモテる人」を目指そうということ。モテない人が負のスパイラルに陥るのは、「みんなにモテよう」とするから。そうではなく、自分のゾーンを作っておいて、そのゾーンに入ってきた女性だけ確実にゲットするようなスタンスで挑むのだ。野球でいえば、ストライクゾーンすべてで球を待つのではなく、内角外角、高め低め、あるいは球種でヤマを張る。待っている球と違うものが来たらあっさりあきらめる。その代わり、待っている球にはフルスイング。そうすると、打率は上がらなくても、ホームランの数は飛躍的に増える。これを筆者トビタは、現役時代に配球を読む力でバッター三冠王に輝いた野村克也から「ノム的口説き作戦」と名付けたい。

 では具体的にどうすればよいのかというと、合コンやデートにおいて、自分のキャラを設定してしまうのだ。過激なキャラ設定をすればするほど、狙い球は絞られるので、ホームランの可能性は高くなる(ただし、打率は低くなるが)。

 たとえばドSキャラなどは代表的な手段。会っていきなり「背小さいな、どこにいるか分かんなかったわ」と毒づいたり、相手がカクテルなんか飲もうものなら「いやいや、そんなキャラじゃないでしょ。店員さん、すいません、この子に日本酒やってください」と言ってみたり。もちろん、10人のうち9人には嫌われるだろうが、しかし、もしドMな女性が現れた場合、大ヒットする可能性がある。

 お調子者のチャラ男を演じてもいい。あるいは自分に関する話の際に、テキトーなことしか言わないキャラでもいい。大抵は嫌われるが、変わった男性が好きな女性や、少しでもそういう男性に興味のある女性は強烈に惹かれ一気にゴールインできる可能性がある。目の前の女性すべてに好かれようとすると、それは真っ向勝負になるので、総合力が問われるが、ユニークなキャラになってしまえば、ライバルは劇的に少なくなる。あとはそういうキャラを好む相手がどのくらい現れるか、その確率との戦いになるので、うまくキャラがハマれば、10人に1人は確実に落とせるようになる。

 しかも、ユニークなキャラの男性は、美女から好まれやすい。というのも、美女は男性経験が豊富で、それほど男性に困ってもいない。となると、ある意味「ありきたり」な総合力の高い男性より、ユニークな男性を探す可能性も高くなる。これも、この作戦のメリットだ。

 問題はキャラ設定の仕方。これは色々あるが、もっともよいのは、自分の性格からある一部分を切り取って膨らますことだろう。自分が持ち合わせている一面なら、実際にも演じやすいはず。そのほか、合コンなら他の男メンバーのキャラと被らないものチョイスする、または、対戦する女性の年齢や仕事などの事前情報から、ハマりそうなキャラを予測して演じるという形でも構わない。

 なお、この作戦でもっとも大切なことは、絶対にひるまないこと。そして、途中でそのキャラを放棄しないこと。どんなに自分のタイプの女性が現れても、過激なキャラで通し続けるのだ。途中で後悔してやめるのはもってのほか。それは結局、みずから「モテない自分」で再試合を挑んでしまうようなものなのだから。

 ちなみに、ドSキャラやチャラ男キャラを演じると、女性から「モテる人」と思われやすいのも事実。過激なキャラで堂々と振る舞っている時点で、女性に媚びていない雰囲気が醸し出され、女性の前でも気を遣わずマイペースを守っている様を見て、その男性の女性経験の豊富さが伝わるのだ。

 ということで、ノム的口説き作戦、ぜひともお試しあれ。以上、モテない男の日本代表・トビタシンイチでした。
(文=トビタシンイチ/ブログ「トビタシンイチのエロ探検記」

トビタシンイチ(とびた・しんいち)
日夜エロネタを求めて風俗・合コン・ナンパに挑むエロ探検家であり、ライターとしてさまざまな失敗エピソードを紹介している。国内有数の早漏男子という顔も持つ。

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