現役アイドルの「ピンサロ勤め」が発覚! 意外と多い「現役アイドル風俗嬢」

dstyle0926.jpg※イメージ画像:D-style公式サイトより(左が春野こころ)

 「現役アイドルが素性を隠して風俗で働いている……」。そんな都市伝説のような話が真実であると証明される騒動が発生した。

 アイドルグループ「D-style」のメンバー・春野こころ(22)が26日、デビュー後にピンサロで働いていたことを理由に解雇されたことが所属事務所によって発表された。D-styleは2011年6月に結成され、中日ドラゴンズの応援ガールを務めたり、アイドルイベントに出演するなどしているグループ。

 事務所側は春野の公式ブログで事情を以下のように説明している。

「2011年2月頃から2011年7月頃まで本厚木にあるピンクサロン『マイブーム』という風俗店にて『渚』という名前で不特定多数のお客様に対して性的なサービスを行っていた事実が本人の自供、事務所側の独自の調査にて判明致しました」

 1カ月ほどであるが活動時期と風俗勤めの期間が重なっており、その当時は本厚木のピンサロに現役アイドルが所属していたことになる。とはいえ、当該ブログで彼女の本名を晒したうえに勤務先の店名まで明らかにするという事務所の対応は相当なものである。この怒りぶりには理由があるらしく、以下のような説明がされている。

「発見当初風俗で働いていた理由を泣きながら『実家の家計を支えるため』と言っておりましたがネットショップを経営している母親に家計のことについて質問したところ『家には一円も入れていない』という返答でした。正直、事務所サイドは全員『どこまで嘘をつくのか…』と呆れてしましました」

 黙って風俗で働いていたうえにウソまでついたことで問答無用の解雇となったようだ。事務所側によると、発覚後も決まっていた仕事を無断欠勤するなどの問題が発生したという。

 アイドルと風俗といえば、大手企業とのタイアップやテレビ出演もしている某人気アイドルグループの20代前半のリーダーYが、新宿歌舞伎町のホテヘルに所属していたという疑惑は有名。これもYと思われる風俗嬢が働いていた期間とグループの活動時期が重なっていた。これ以外にも、アイドルグループのメンバーが風俗で働いていたというウワサは、業界では当たり前のように流れている。

 なぜ華やかなステージで歓声を浴びている現役アイドルが風俗で働くのか。

「アイドルといっても、一山いくらで売り出されているグループアイドルは薄給。ライブに出演してもノーギャラという場合も多く、とても食べていける収入ではありません。デビューしたからといって、風俗をすぐにやめることができなかったのでしょう。春野さんは発覚して解雇となりましたが、時間の融通がきく高給の仕事として風俗で働きながら下積み時代を過ごした有名アイドルもいる。意外と“現役アイドル風俗嬢”は多いんです」(芸能関係者)

 アイドルになれるほどの容姿であれば、風俗で性的サービスをしなくともキャバクラやクラブで働けそうなものであるが、これらの業種はホームページや店先の指名パネルで顔出しが基本のため、素性を隠したいアイドルにとって都合が悪い。無断欠勤やノルマ達成にも厳しく、アイドル活動をしながら働くというのは難しいからだ。素性がゴマかせて勤務時間が比較的自由な風俗の方がアイドルにとって働きやすくなっているのだろう。

 国民的アイドルグループとなったAKB48ですら、人気下位のメンバーは「ライブ1公演5,000円」のギャラしかもらえず、経済的な問題で辞める者もいるという。風俗で働くアイドルを責めるのは簡単であるが、彼女たちもカスミを食べて生きていけるわけではない。ファンの夢を背負ったアイドル活動と生活の両立は難しい問題であるようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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