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有吉弘行と千原ジュニアは東西融和の象徴か


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※イメージ画像:左 有吉弘行『オレは絶対性格悪くない!』太田出版、
右 千原ジュニア『千原ジュニアの題と解』太田出版

 テレビで売れ始めた途端、露出を控えるのがグラビアアイドルというタレント。もちろんその理由は、雑誌で脱ぐよりテレビバラエティに出た方が稼げるからに他ならない。同じように、冠番組を持った途端、他人の番組への出演が極端に少なくなるというのがお笑い芸人。0の数が1つ違うとも言われているMCとゲスト出演者のギャラを考えれば、出演番組本数が減ろうとも、当然、MCだけに特化した方が稼げるに決まっているというわけだ。

 とかく“格”のようなものが重要視される芸能界という世界では、一度冠番組を持てば相応の仕事が舞い込むもの。しかし近頃のテレビを見ていれば、もうそんな格などないに等しい。たとえば、2008年から2010年にかけて10本以上のMCラッシュに沸いた千原ジュニアも、今やMCよりゲスト出演する番組の方が圧倒的に多いのが現実。30歳代の芸人でMCだけに専念しているように見えるのはタカアンドトシくらいなものだろう。しかし、そんな彼らもいまだに『笑っていいとも!』(フジテレビ系)には出続けている。

 一昔前であれば、同格のタレントというのはなかなか共演の機会がなかったものだ。それが東西を象徴するようなタレント同士であればなおさらだった。若手のころから極端に共演の少なかった、とんねるずとダウンタウンという2組など、まさにその表れといえるだろう。しかし、これだけ芸人の数が多い今の時代、そんな下らない格にとらわれていては間違いなく仕事を失ってしまう。そして、そんな今のテレビバラエティ界を象徴しているのが、前述したジュニアというわけだ。

 1974年生まれの千原ジュニアと同格の関東芸人といえば、芸歴に差はあるものの生まれ年の同じ有吉弘行あたりだろう。共に、MCもこなしながら他人の番組へのゲスト出演も豊富という、ユーティリティープレイヤーとして活躍中。そんな共通点のある2人を見ていると、今のテレビバラエティ界を縮図を見るようで興味深い。

 まだ30歳代でありながら、芸歴でいえばFUJIWARAなどと同期の千原ジュニアと、若くしてブレイクし、ようやく安定期を迎えた有吉弘行。芸風もどこか似ており、一昔前なら互いのキャラをつぶしかねないという理由で同列での番組共演などなかったに違いない。しかし、ここ1年あまりの間に冠番組のほとんどを失ったジュニアがひな檀芸人として他人の番組に出るようになると、有吉との共演が激増。近頃の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)などを見ていると、芸歴の関係やタレントイメージから、他人にイジられている印象のないジュニアがことごとく有吉にイジられ、ネタにされていたりする場面に出くわす。

 その容姿や著作などの多いことから生まれるジュニアのイメージはどこか固く、とっつきにくい。しかし、そんなイメージも有吉にイジられている様子を見ていると和らいでくる。単純なタレントイメージの方向転換ともいえるだろう。しかし、そこには、2008年あたりから一挙にMC番組を増やしながら、わずか2年ほどの間にほとんど無くなってしまったという経緯が深く関係しているのではないか。

 すでに今のテレビバラエティではMCの席など満杯に等しい。その中に割り込み、座り続けるのは至難の技だ。ジュニアは1度それに挑みながらも、残念ながら失敗してしまった。しかしだからといって、「MC以外はやりません」などと言えるほどの立場になったわけではない。そうなると、ゲスト出演をこなすしかない。そして今、彼は、互いに譲り合いながら座れるゲストという椅子に代わる代わる座っているわけだ。

 番組を構成する1要因となるゲストには協調性が大切。最近ことさらに有吉がジュニアをイジっているという背景には、ゲスト同士の今後を見据えた思惑がある。ジュニアの方向転換に気づいた有吉が敏感なのか、有吉のイジりを甘んじて受け入れているジュニアが大物なのか、それともその両方なのか、それは分からないが、お互いが番組のことを考えているのは間違いない。そしてそんな2人の関係性からは、東西芸人の融和が見て取れる。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)


「ジュニア千原のすべらない話」


もはやスベッてる

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