常盤貴子&真木よう子にW離婚のウワサ! 2組の夫婦で一番困るのは…

※イメージ画像:左『週刊真木よう子公式本』学習研究社、
『美しいキモノ 2009年9月号』アシェット婦人画報社

 人気芸能人の離婚が話題になるのはよくあることだが、これがW離婚ともなると、各方面に与える影響力はかなりのものになるだろう。7月26日号の「週刊実話」(日本ジャーナル出版)が、「W離婚に発展か?」と報じているのが、長塚圭史・常盤貴子夫妻と、真木よう子夫妻だ。先月末、長塚演出の舞台『南部高速道路』終演後の打ち上げにて、泥酔した真木が、店を出るなり長塚にしなだれかかり、そのまま夜の街へと姿を消したと、「へべれけツーショット騒動」として報じられ、一気にW不倫のウワサが広まった。

 数年前までの長塚は、コアな演劇ファンの間では劇作家・演出家として圧倒的な支持を受けていたが、それでも一般の人の間ではほぼ無名であった。彼の名前が広く世に知られたのは3年前、常盤貴子との結婚がきっかけである。結婚当初、演劇を全く知らない人にとって長塚は、「俳優・長塚京三の息子らしい」程度の認識しかなく、格差婚かのように報道した媒体もあったが、それはとんでもない誤解だ。1996年に旗揚げした演劇ユニット「阿佐ヶ谷スパイダーズ」は、演劇界では知らぬ者のない超・人気ユニット。長塚はこの主催ユニット以外でも演出家として多くの賞を受賞し、また役者としても映画や舞台から引く手あまたの存在であり、格差婚とは言えないだろう。

 今回の騒動で振って沸いた長塚・常盤の「離婚危機」だが、私生活でのトラブルや離婚がイメージダウンに直結するタレントとは違い、舞台畑の長塚にとっては大した問題にはならないとみる向きもある。演劇人の中には破天荒な生活を送る者も少なくなく、ファンの側も、「作品が良ければ、私生活はどうでもいい」という寛大さを持ち合わせる人も多いという。仮に常盤と離婚したとしても、長塚の今後の活動の妨げになるとは考えにくいようだ。

 常盤にしても、結婚当初こそ仕事をセーブしていたものの、最近になって再び、精力的に活動している。今月21日には、日系ブラジル移民の負の歴史を描いた映画『汚れた心』の公開も決まっている(出演:伊原剛志・常盤貴子・奥田瑛二・余貴美子ほか)。四十路を迎えてもまだなお美しい、かつての視聴率女王の本格始動に業界関係者は、「大竹しのぶや和久井映見など、離婚後も輝きを失うことなく活躍する女優も多い。夫の浮気が原因での離婚は、常盤のイメージダウンにはならないはず」と語る。

 一方の真木よう子だが、仲代達矢の無名塾で芝居を学び、その演技力は折り紙つきだ。整った容姿とは裏腹に歯に衣着せぬ言動などで誤解を招くことも少なくないが、CM・ドラマ・映画に今やりっぱな売れっ子女優のひとりだ。出世作であるドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』(フジテレビ系)の映画版の現場でエキストラに向かい、「女のカッコイイ時代を作りましょう。ヨロシク!」と男前な挨拶をした逸話や、人気絶頂時に業界関係者を驚かせた突然のでき婚など、“クールな女性”というイメージが強い。現在放送中のCM「サントリー金麦 糖質70%OFF」では、芸人・バカリズムと共演し、どこかおっとりとした夫婦像が好評だが、仮に離婚となった場合は、降板は避けられない。しかし、これはあくまでCM上だけの問題であり、真木よう子のイメージが悪化するものではないだろう。

 W離婚となった場合、唯一困るのが真木の夫だ。4年前に「一般男性と授かり婚」と報じられた真木の夫は、実は一般人ではない。かつては大手芸能事務所・アミューズに所属し、『WATER BOYS』や『世にも奇妙な物語』などドラマにも出演していた、元・俳優の片山怜雄である。現在は俳優活動を休止し、一部報道によると、小説家を目指しているとのことだが、自宅にいることがほとんどで、真木との間に生まれた長女の面倒も、ほとんど片山がみているという。

 離婚となった場合、一番の問題となるのが子どもの養育問題だ。これまでも撮影で家をあけることが多かった真木より、片山の手元で育てたほうがベターとなる可能性もある。そうなれば、いまよりも子育てに追われる時間が増えることになり、小説家活動にかける時間を割くことになるだろう。子どものためにも、片山自身のためにも、離婚を回避するとなると、「へべれけ浮気」を許すしかなさそうだ。
(文=菊池 美佳子)

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