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宗教ブーム再燃!? 金言ばかりの芸能人信仰事情と現代社会


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※イメージ画像:久本雅美・柴田理恵『イママダ』マガジンハウス

 9日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に「芸能人『新興宗教』入信リスト」が掲載されている。「最新版」と銘打ってリストアップされた有名芸能人の中には、「え! あの人もそうなの」と特別目を引く名前はないが、なぜ芸能人が新興宗教にハマるのか、というテーマはなかなか興味深いものだ。

 同誌によれば、実力や経験が必ずしも成功に結びつくとは限らない芸能界という世界では、必然的に神頼み的に宗教にすがる輩が増えるという。また、芸能人というのは、個人的な現世利益を求める傾向が強く、そのため「この世での幸せ」を教えの根幹とする創価学会や日蓮宗系の宗教に帰依するのだと指摘する。

 とはいえ、過去世や来世を信じている日本人というのもなかなか珍しい存在。ほとんどの人々が、今の人生をどう楽しく過ごすかを考えて生きている。現世利益云々といわれても、「そりゃそうでしょ」と言うほかない。また、芸能界とは逆だが、終身雇用の破綻した今の社会は完全な実力主義。実力のない人々が淘汰されまいとすがるのもまた、神様だったりする。信仰の対象を見つけることが出来た人々は幸せなのだろう。それを証明するように、「文春」に掲載されている新興宗教信者の有名芸能人たちの言葉には感銘する点が多い。

 たとえば、創価学会信者として有名な久本雅美は、DVD『自分らしく輝いて 女優・久本雅美の挑戦』(世紀堂)の中で、「必ず真面目にやったら、どんな人だって、絶対に幸せになれる」と述べ、佛所護念会教団に入信している歌手の北島三郎は、自著の『道 吾が道…歌の道・人の道 艶歌は日本人の祈りの心』(こだま出版)において、「真心で人に接し、ほどこしをしてあげることが、必ず人の真心に介してまた自分の心に戻ってくる」と語る。

 さらに、今までさまざまな宗教に入信していると噂のあったアントニオ猪木は、かつて帰依していたとされる崇教真光に触れ、『現代のこころ 崇教真光』(旺文社)の中で「どんなに強い人間でも弱い部分はあって、そこから神にすがろうという心が生まれる」と、人間の信仰心を肯定する。

 これらの言葉は正論だ。しかし、ただ当たり前のことを言っているだけである。ただ、そんな当たり前のことが当たり前でなくなってしまっているのが、今の世の中なのかもしれない。それゆえ、「当たり前の真理」を説く新興宗教にハマる人間が後を絶たないのだろう。

 「金光教」や「天理教」を生んだ維新期、「創価学会」「立正佼成会」「PL教団」が乱立した戦後、「オウム真理教」や「幸福の科学」などが誕生したバブル期。時代の動乱期に必ずやってきたのが宗教ブームだった。政治の混乱が目に余る今の日本は、間違いなく動乱期といえるだろう。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

「日本の10大新宗教」


抜けるのは大変ですよ

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