女優のエロさをラブシーンの演じ方から推察する

sexy_be_in0131.jpg※イメージ画像 photo by Belladonna Haze Photography from flickr

 テレビを見ていて「あの女優、夜はエロいのかなあ」なんて思うことはないだろうか。または「この人、セックスのときはどんな表情するんだろう」というストレートな発想でもいい。とにかく、お気に入りの女優がベッドの上だとどこまでエロいのか、ついつい考えてしまった経験を持つ人は、多かれ少なかれいるのではないだろうか。

 しかし、あくまでそれは空想の世界。人気女優たちが実際に夜どんな顔を見せ、どんな雰囲気でエッチを行うかなんて分かるわけがない。テレビで夜の素顔を大胆告白する芸能人もいるが、それはキャラ作りの一環である可能性も高い。彼女たちの本当のエロさを知るには、運良く本番をした人の暴露話を聞くか、もしくは流出ビデオが出回るのを待つしかない。もちろん自分がヤレればいいけど、その可能性はあまりに低い。

 とはいえ、人気女優のエロさを推察する方法はある。もっとも参考になるのは「ラブシーンの演じ方」だ。もちろん、どんなラブシーンもあくまで演技。古くは「ラブシーンで本当にヨロシクやってしまった」なんてこともあったらしいが、今はないだろうし、ラブシーンで見せた表情がその女優のプライベートエッチの顔ということは、もちろんない。

 だけど、ラブシーンの演技に女優の素の部分がまったく入っていないとも言えないだろう。必ずどこかに、今までのエッチで培ってきた動作や普段自分のしている表情が出ているはずだ。そういう「思わず出てしまった素の部分」をラブシーンから探すことで、女優の真のエロさやプライベートエッチの姿を推察することは可能なはずだ。

 これらの根拠をもとに、筆者トビタは自身の記憶に残るラブシーン約200を研究。その間にムラムラしてオナニーした回数72回。そこで得た快感とむなしさプライスレス。ということで、ラブシーンの演じ方からエロ度の高そうな女優を挙げてみた。ちなみに、今回のエロさはあくまで演技のウマさとは別。ラブシーンにいくら熱がこもっていても、そこに「素のエロさ」を見出さなければ選出はされない。厳しいコンテストだ。
 
 まず、圧倒的に素のエロさを感じた女優は菅野美穂。映画『さくらん』で見せた騎乗位エッチを見てほしい。このシーンでは、悶絶する彼女の背中が露わになるのだが、その背中のくねらせ方、もっといえば腹部あたりにビクンビクン来ている感じを出すのがウマすぎる! これは普段の騎乗位でビクンビクン感じていなければできないだろう。このシーンを見ながら「背中で見せるとはこのことか!」と思わず叫んでしまった。

 いきなりエロイメージの乏しい女優が選ばれたが、次もエロとはほど遠い清純派の名前を挙げたい。竹内結子だ。出演作である映画『春の雪』では肌を見せる濡れ場こそないものの、何度か妻夫木聡と唇を交わすシーンが出てくる。その演技に彼女の「素のエロさ」を感じたのだ。

 作中、竹内が鏡の前に座っていると、上半身裸の妻夫木が唇を合わせ押し倒すシーンがある。そのときすぐに攻め込まず、二人は倒れたまましばし見つめ合うのだが、ここで見つめられた竹内の身体(特に下半身)はわずかにうねるのだ。これはまさに「見つめられただけで感じている」演技で、実際の経験なしに考えつくとは思えない。さらにその後、なぜか裸にズボンとサスペンダーという、よく分からない格好の妻夫木に再度倒されるシーンがあるのだが、そこでも裸サスペンダー男が近づいただけで肩をわずかにすくめ、この後のエッチに対する期待(ゾクゾク)を表現。これはもう、演技の域を超えている。演技だとしたらあまりにパーフェクトすぎるのではないか。

 最後に、真のエロさを見せた女優として絶対に忘れられない人がいる。女優界のレジェンド・黒木瞳だ。ピチピチの若い娘が好きな人はガッカリしただろう。しかし聞いてほしい。彼女が映画『失楽園』で見せた「プレイ中のビンタ」は、日本ラブシーン史に残る名場面だ。ヤッてるときにいきなり男の頬を張るなんていう動作を、いきなりナチュラルにできるだろうか。男への拒絶ではなく、熱情からのビンタ。一歩間違えればSMプレイに見えるのに、まったくイヤらしさがない。2人の気持ちが激しく重なっていく過程をむしろ象徴している。こんなエロいビンタは、積み重ねてきたものがないと無理。その場の演技ではできないだろう。筆者トビタなら確実にイってしまう。黒木瞳は、男女の性とエロを熟知しているのかもしれない。

 ちなみに、ラブシーンの振舞いから「プライベートはマグロ疑惑」が浮上した女優が2人いる。1人目は綾瀬はるかだ。ドラマ『白夜行』(TBS系)で山田孝之を上から責めるシーンがあるが、とにかく動きが堅い。蝶野正洋の寝技かと思ったくらいだ。彼女はイメージ通り、エロには鈍感な天然系ピュア女優なのだろう。

 もう1人は、40歳を超えてなお怪物的な美しさを誇る石田ゆり子。彼女が主演したドラマ『不機嫌な果実』(TBS系)は、ファン必見の激しいラブシーンが連続するのだが、しかし、とにかく石田ゆり子のあえぎ声がよくない。あまりに”演技用”の声で、全然リアリティーがないのだ。普段からベッドで思う存分あえいでいる女性なら、もう少しナチュラルに声を出せるはず。彼女は声を出した経験が少なかったのだろうか。あのシーンを見ると、エロくない女性が背伸びしているように思えてならないのだ。
(文=トビタシンイチ/ブログ「トビタシンイチのエロ探検記」

トビタシンイチ(とびた・しんいち)
日夜エロネタを求めて風俗・合コン・ナンパに挑むエロ探検家であり、ライターとしてさまざまな失敗エピソードを紹介している。国内有数の早漏男子という顔も持つ。

『春の雪』

 
竹内の濡れ場……ゴクリッ

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