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審査員のメンツに不満? 視聴者の意見とずれた「THE MANZAI 2011」


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※画像:THE MANZAI 2011 公式サイトより

 17日、「2011年最も面白かった」漫才師を決める『THE MANZAI 2011』(フジテレビ系)の決勝大会が放送されパンクブーブーが優勝した。2009年には「M-1」を制しているパンブーの2人。今大会の予選から抜群の面白さを見せた彼らは、大会MCを務めたナインティナインから「大本命」の太鼓判を受けて決勝に望み見事優勝。前評判どおりともいえるこの結果だが、ネットを中心にささやかれているのは、「"のりピー"をネタにした2位のナイツのほうが面白かった」という審査への不満の声だ。

「放送後、Yahoo!ニュースで行われた「『THE MANZAI 2011』で一番おもしろかったのは?」というアンケートでもナイツが35%(19日現在、42%)ともっとも多くの得票を集めていました。しかし、これは単にゴシップやタブーが好きな視聴者心理というものではないでしょうか。時事ネタとして新鮮なわけでもない"のりピー"という単語は、2年前のスキャンダル以降ほとんどテレビで触れられることもなく、いつの間にか放送禁止用語のような印象を持っていたということです。それを生放送で叫んだナイツに、視聴者は驚き、拍手を送ったのでしょう」(業界関係者)

 「テレビドラマが好き」という塙宣之の枕から始まり、土屋伸之のツッコミを無視してテンポのいいボケを連発させたナイツの漫才。あらゆる人が彼らの漫才を「手数が多い」と評する独特のスタイルをいかんなく発揮させた決勝の舞台で、塙は「のりピー」と叫び、「ヘロイン」という言葉を使った。フジテレビ系で放送された連続ドラマをネタにボケる塙が『ひとつ屋根の下』を口にしたとき、多くの視聴者には「酒井法子」が浮かんだはずだ。そしてそこには誰も触れないだろうと思ったに違いない。もしくは、少し遠まわしに触れるぐらいだろうと思っただろう。しかし、塙は「生放送なんで、ピー音いれますから」と振りを利かせ、「のりピー」と口走る。ビートたけしの代役としてスタジオにいた爆笑問題の太田光は腹を抱えるほど爆笑した。

 見ている人の予想を裏切ることで笑いを取るというのは、漫才に限らずお笑いの鉄則といえる。しかし時に、その予想が期待に転じることがある。そしてその期待に応えることは、より大きな笑いにつながる。まさに『THE MANZAI』の決勝で見せたナイツの漫才は、視聴者の期待に応えて笑いを生んだものだったといえるだろう。一方で優勝したパンブーの漫才は、ことごとく予想を裏切る正統派のものだったといえる。「2位のナイツのほうが面白かった」という視聴者の意見は、両者のこうした違いから生じたものといえるのかもしれない。

 また、こうした結果に対する視聴者の不満は、テレビの前の多くの人が「?」を浮かべたに違いない審査員の人選にも根ざしているように思う。西川きよし、秋元康、テリー伊藤、関根勤、大竹一樹、渡辺正行、木村祐一、天野ひろゆき、高須光聖という9名の審査員が並んだ決勝の舞台。西川や秋元といった大御所を審査員とするのに納得する人は多いだろうが、木村や天野という中堅どころが審査員席に座るのを不思議に思う視聴者も多かったに違いない。なぜなら、今大会が「芸歴不問。プロ漫才師限定」という謳い文句で始まったからだ。ピン芸人の木村は別にしても、天野にはキャイーンとして挑戦してもらいたい。そう思った視聴者は多いのではないか。

 「今年一番面白い漫才師」を決める大会であるならば、それこそ今なお毎月舞台に立ち続ける爆笑問題などにも出場してもらいたかった。確かにそのクラスが出場するにはさまざまな問題があるだろうが、それならいっそ「M-1」のように芸歴に縛りを持たせればよかったのではないか。審査結果に不満の声が寄せられているという今回の『THE MANZAI』だが、実際の出場者から見える中身と大会の主旨との乖離が不満の声を募らせている一因なのではないか。もし来年も同大会が開催されるのであれば、ぜひ「芸歴20年以内」という縛りをつけてもらいたい。それだけで今回視聴者の感じたであろう中堅クラスの芸人が審査員をやることへの不満は解消されるだろう。ともあれ優勝したパンクブーブーの活躍を願う。彼らが飛躍しなければ次の大会はないだろうから。

(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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