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「テレビはなぜつまらなくなったのか」お笑い芸人編


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※画像:上『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)
下『世界まる見え! テレビ特捜部』(日本テレビ系)公式HPより

 11月17日号の「週刊文春」(文藝春秋)が「テレビはなぜつまらなくなったのか」という特集を6ページに渡り掲載している。同誌は、記事の中で「見たくないタレント、笑えない芸人ランキング2011」を展開。意外にも「見たくないタレント」の上位に入った人気子役の芦田愛菜について、視聴者から「同情」を買い、もはや「見ていられない」レベルに達していると指摘し、その他、国民的アイドルとして認知されているAKB48や人気のK-POPアイドルが、「実は数字(視聴率)を持ってない」と分析するなど、ますます深刻化する人々のテレビ離れを記事にしている。

 また、同誌は今秋の番組改変期に乱立した「衝撃映像もの」の特番に注目。TVディレクターの言葉を引用した記事の中では、日本の番組で流される衝撃映像のネタ元は「海外の代理店から数ヶ月ごとに持ち込まれる」(「週刊文春」11月17日号)もので、「だから、他局とネタがかぶる」(同上)とVTR使い回しの実態を明らかにする。さらにひどい例として、『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)の特集企画のネタが、その約1年前に放送された『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系)のネタとまったく同じだったことを挙げる。両番組の顔として出演するビートたけしと所ジョージについては、「二度も同じVTRを観せられた所ジョージは特にコメントせず。賢明だ」(同上)と皮肉を込めた。

「YouTubeなどの動画サイトをネタ元にする衝撃映像などのVTRネタがかぶってしまうのは、ネタ元の限定性から正直仕方のないこととも思います。ある程度、量が揃わないと番組にはなりませんしね。VTRを使ってもらう側からすれば、単純に1本でも多く売りたいだけですから。そのタイミングが番組改編期に集中してしまうということなのでしょう。それに特番期に集中するそれらの番組は各局共に1つか2つですしね。視聴者とすれば選択の余地がありますから、大きな問題ではないのではないでしょうか。問題は、テレビを作る側のスタッフが他の人が作ったテレビを見て、面白いと思ったからといって、すぐさまそれを自分の番組で使用するという安易な行為でしょう。特に芸人さんたちの披露するエピソードトークに見られる現象です」(番組放送作家)

 インターネットの普及で急激に数を増した世界の衝撃映像を特集する番組。安易な使いまわしというのは問題だが、特番期間に限定されるという点を踏まえれば、より問題なのは毎日のようにテレビに出ては使いまわされるお笑い芸人たちによるエピソードトークといえる。

「知り合いのディレクターや作家の中には、出演する芸人さんに直接『あの番組で話したトークをしてください』と頼む方もいます。おいおいそれでいいのか、とも思いますが、彼らが言うには、『うちはあの番組とは時間帯が違うし視聴者層が異なる。だから大丈夫だよ』『あのトークは鉄板だからね』というのです。芸人さんの中には、『同じ話をテレビで2度はしません』という人もいますが、そうしたスタッフの要望には従わざるを得ないというのが多くのケースでしょう。頼まれた芸人さんは、まるで初めて喋るようにトークを披露してくれますよ。たまたま同じ話を見た視聴者からすれば「また同じ話をして」ということになるでしょうけど、かわいそうなのは芸人さんかもしれないですね」(前出)

 エピソードトークの名手として知られる千原ジュニアは、ことあるごとに「1局1エピソード」が同じトークを披露する限界だと語る。それ以上は、どんなに頼まれても同じ話はできない。それなら仕事を断ったほうがましだという。ジュニアは、「また同じ話をして」という印象を持ってしまった視聴者には、たとえ初出しのトークでも「どうせまた同じだろう」という冷めた視線が注がれてしまうことを恐れているのだろう。芸人とすれば、当然のことなのかもしれないが、こうした徹底した自己管理が今の彼の人気を支えているのかもしれない。

 1度受けたネタを進んで使いまわすような芸人はともかく、前出の放送作家の話やジュニアの例からは、芸人の多くがプライドを持ってトークを披露していることが分かる。しかし、人気芸人ともなれば毎日のようにテレビに出るのが今のバラエティ。毎日テレビに出るということは、それだけの面白いエピソードを見つけなければならないともいえる。それがどれだけ大変なことなのかは想像するしかないが、人を笑わせなければならないという使命を背負った彼らと比べ、同じように日々ネタを探すこの身とはケタ違いの苦労だろう。

 「週刊文春」は、特にテレビ制作者側の怠慢を指摘し、人々のテレビ離れが深刻化しているというが、矢面に立っている芸人たちの真摯さがより前面に出てくれば、現状は変わってくるのかもしれない。もちろん、そういった評価に値しない芸人も多いのは事実だが......。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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