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恋人の放屁、受け入れますか? 別れますか?


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※イメージ画像 photo by robw3712@verizon.net from flickr

 「親しき仲にも礼儀あり」という言葉がある。ご存知の通り、親しい間柄であっても、最低限の礼節はわきまえるべき、ということわざだ。ここでは、「親しき仲」を、男女間に的を絞って考えてみたいと思う。最低限の礼節とひとくちに言っても、「お互いのケータイや手帳を勝手に見ない」「オゴってもらったら『ごちそうさま』を言う」など色々あるが、それらは万人に共通する当たり前の礼儀なので割愛させて頂く。では、個人によって価値観が分かれる礼儀とは何なのだろうか? おそらく、「恋人の放屁を許せるか、許せないか?」というテーマこそが、もっとも意見の分かれやすい行為であると考えられる。

 そもそも、「許す」という言い方が良くないのかもしれない。放屁はれっきとした生理現象。我慢は身体に良くないうえ、口臭の原因になることもあるという。腸内にとどまることを余儀なくされたガスが、血液によって運ばれ、肺から放出されることで口が臭くなるという仕組みになっているとのこと。「恋人の放屁・賛成派」の人々も、生理現象なのだからやむを得ないという理由が多かった。しかし、賛成派の中にも色々あるようで、「美人が放屁して恥らう姿には萌えるが、そうでない場合はご勘弁を」という持論を持つ人もいた。また、「音量と音質にもよる」という条件を提示する人も。要するに、「ぷぅ」程度のささやかな放屁は構わないが、爆音を轟かせて放たれるのは、美人だろうと美人でなかろうとNGとのこと。音に限らず、「出来れば無臭でお願いしたい!」と、匂いに対する意見も聞かれた。また、精神面の利点を挙げる人もいる。「自分に心を許してくれているのだな」と、親近感が増すのだそう。但し、いずれも「食事中の放屁だけは許せない」とのことだった。当然だろう。

 もちろん、賛成派ばかりではない。「恋人の放屁・反対派」も存在する。まずは、「許すも許さないも、放屁する女性に出会ったことなどない」という人。今まで交際してきた女性が、彼氏の前では放屁をしないタイプの人ばかりだったのだろう。詳しく話を聞いてみると、「女性にも生理現象があることはわかっているが、女性は放屁しないという夢を与えてほしい」のだそう。ひと昔前のアイドルがトイレに行かないとされていたのと少し似ているのかもしれない。また、「一般的に人前でするべき行為ではないものを、恋人の前だからといってすることに疑問を感じる」という意見には納得させられた。恥を感じない関係になってしまった時点で、オトコとオンナではなくなってしまうという思いからなのだとか。

 女性側の意見にも耳を傾けてみよう。男女交際に臨むにあたって、カップル間でルールのようなものが自然と出来てくると思うのだが、放屁について話し合うことはあるのだろうか? 普通に考えると、「放屁についてのルールはどうする?」と、真正面から議論するカップルは少ないだろう。パターンとしては、どちらかが故意ではなく放ってしまった際の雰囲気で、今後のルールが構築されていくものと考えられる。とはいえ、ルール上では可とされても、実際にはなかなか出来ないという女性も。逆に、「平気で放屁できる間柄になれれば、結婚後もラクなんだろうなぁ」という理由から、ありのままの自分をさらけ出しているという女性もいた。考えてもみたら、結婚前と結婚後では状況が変わってくるのかもしれない。結婚後に放屁しなくなったという人は少ないだろうが、結婚を気に放つようになったというケースは多いであろうと予想される。

 結婚でなくても、セックスを機に関係性が変わるという人もいた。「セックスをしてしまったら、あとは恥ずかしいものはない!」とのこと。確かに、お互い排泄器官を晒し、それこそ屁の出る部位(肛門)を見ることもあれば、その部分を指でなぞったり、舐め合ったりもしているのだから、服を着た状態での放屁など恥ずかしくもなんともないのかもしれない。とはいえ、日常生活時とセックス時ではテンションが違うので、全くの別物という気もするが、どうだろうか? まさに、個人の価値基準が分かれる部分であろう。

 以上を踏まえると、結局のところ「相手による」という結論になってしまうのだが、「恋人の放屁を許す!」などと上から目線になりすぎず、かといって1度の放屁くらいで別れ話に発展するような大問題にしたりもせず、軽く流すのが無難であろう。
(文=菊池 美佳子/ブログ「マンゴージュースと黒あわび」

菊池美佳子(きくち・みかこ)
1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21~29歳の間、舞台女優の傍ら、キャバクラ嬢・テレフォンセックス嬢・企画物AV嬢としても活動。引退後、ライターに転身。
著書『凄まじき性癖を持つ漢たち』

『おならギャル(恥)5』


おならじゃないのよ、ちょっと空気が出ただけ!

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