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もはや右とか左とか言っている場合ではない!「右から考える脱原発デモ」が都内で開催


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日章旗を先頭に進むデモ隊

 去る7月31日、東京都内で民族派の有志による、脱原発をアピールする集会「右から考える7.31脱原発集会&デモ」が行われた。この集会とデモは、鈴木邦男(一水会顧問)、蜷川正大(二十一世紀書院代表)、坪内隆彦(月刊日本編集長)、大石規雄(mixiより)、針谷大輔(統一戦線義勇軍議長)の各氏が呼びかけ人となって企画された(各氏の肩書き等は公式ブログその他より)。

 その趣旨は、原発事故によって危機にさらされている被災地と住民の救済である。福島第一原発の事故によって、原発というものの存在が日本の国土と国民が極めて危険な状態に追いやる可能性が否定できなくなった。これをうけて、原発への疑問や拒否の姿勢を示した民族派の活動家や論客たちが呼びかけたところ賛同者が集まり、今回の集会とデモが実現した。

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いろいろな立場の人々が参加した

 当日は雨模様の天候の下、集会会場である港区・芝公園23号地には続々と参加者が集まった。まず14時から集会が開始。まず統一戦線義勇軍議長の針谷大輔氏が今回の趣旨について説明。福島が未だ収拾の目処もつかない現状をとらえ、「今が非常事態であることを訴えたい。右も左も関係ない」と強調した。続いて呼びかけ人や賛同者たちかによるアピールが行われた。その1人である鈴木邦男氏は、右翼・民族派の人々が反原発の姿勢を示すことに、これまで「左翼を利することになるのではという迷いがあったかもしれない。だが、保守や民族派の陣営からも原発への疑問や批判の声が次第に増えてきている。そうした声や、さらに今回の集会が実現したことは、非常に勇気のあることだと思う」との旨を述べた。
 

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デモ出発前の集会の様子

 集会には120名ほどが集まった。その1人、八王子から来たという和田勝洋さん(34)も、自分の考えから民族派の活動を続けているとのこと。脱原発という態度を見せたところ、「まわりの保守系や民族派の人たちからもずいぶん怒られました」というが、それでもあえて今回の集会とデモに参加。「GWに福島に行って被災地の現状を見てしまったので、原発のことを考えないわけにはいかなくなりました。現地を見てしまうと、(原発推進は)無理です」とその心情を語る。和田さんは新潟出身で、地元に柏崎原発を抱えていることからも、原発への関心は高いと言う。

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手作りののぼりを手にする和田さん

 また、会場には右翼・民族派の活動家だけではなく、環境団体のメンバーや、高円寺や渋谷の反・脱原発デモに参加した市民の姿もあった。とくに20代から30代の若い参加者が多かったのは、3月以来行われてきた数々の反・脱原発デモと共通する。

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渋谷などのデモに参加したメンバーの姿も

 集会の後、15時30分からデモ隊が出発。参加者はこの時点で130人程度。日章旗を先頭に、「福島の子供たちを救い出し麗しき山河を守れ!」「頑張れふくしま!福島を見捨てないぞ!」などの横断幕に加え、「子供たちの命と麗しき山河を守れ」と書かれたのぼり旗が多く掲げられた。また、のぼり旗の中には民族派の論客として知られた故・野村秋介氏の言葉「友よ山河を滅ぼすなかれ」も目立った。

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日章旗を先頭に進むデモ隊
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故・野村秋介氏の言葉を記したのぼり旗

 デモ隊は「脱原発を実施し、子供たちの命と麗しき山河を守れ!」「危険な原発を稼動させるな!」などのシュプレヒコールを続けながら進んでいく。先導する針谷大輔氏はシュプレヒコールの指揮を取るだけでなく、時おりスピーチも折り込み主張を繰り返していた。たとえば、「戦時中、時の政府は空襲が危ないとの配慮から軍部は子供たちを疎開させた。軍国主義と呼ばれている時代ですらそうした措置を取った。ところが、今の政府は子供たちを福島から避難させることすらしていない」と非難。被爆の危険性にさらされている可能性が指摘される、福島の子供たちを対象とした学童疎開を訴えた。
 
 経済産業省前では、デモ隊はさらに声を強めて「経産省・原子力保安院は人の心を取り戻し、すべての情報を公開せよ!」とシュプレヒコールが重ねられた。だが、経産省からの反応は何もなかった。

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経済産業省前でシュプレヒコール

 デモ隊は新橋の東京電力本店ビルへと進んだ。途中、内幸町の交差点で警官隊約15名ほどが警備に追加された。

 東電本店ビル前では、針谷氏をはじめデモ参加者はさらに語調を強め言葉に力を込め、「責任の所在なき東電救済法案、断固反対!」「東電のための税金投入、反対!」などとシュプレヒコールを続けた。さらに、「東京電力の人、誰かいるんでしょう。出てきなさいよ!」といった呼びかけも行われたが、誰一人出てくる者はなかった。この日、東電裏口にも警備員一人と警官一人が警備に当たっていたが、出入りする東電関係者の姿は見られなかった。

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原発の停止を声高に訴える針谷大輔氏

 ちなみに、経産省前よりも東電ビル前のほうが警官の数が倍近くも増えていた。一時、警官隊が針谷氏を取り囲む場面があったが、とくに混乱などはなかった。

 その後、デモ隊は数寄屋橋交差点方向へと進んだ。銀座に入ると、それまでとは違い通行人も格段に多くなった。銀座を行進している時点で、デモ隊の数は160人から180人くらいになっていた。

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休日の銀座を進むデモ隊

 今回のデモにおいても、買い物客や商業施設の従業員など沿道からの注目を集めていた。これは高円寺や渋谷デモ見られたケースと同様で、やはり原発に対する関心の強さを現わすものと考えられよう。デモコース終点の水谷端公園では、終了の挨拶やビラ配布などが行われた。

 今回のデモで印象的だったのは、何かある特定の対象に向けた攻撃的な感情などは一切なく、とにかく郷土と被災者に対する心情、救済への訴えに終始しているように思われた。また、民族派によるデモというよりも、民族派がすべての人々に対して呼びかけたデモという雰囲気であった。反・脱原発というものが思想信条に関係なく、広くそして確実に国民に広がりを見せているひとつの形を示したようなデモであったように、筆者には感じられた。
(取材・文=橋本玉泉)

『原発はいらない』


要・不要を考えてみよう。

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