高岡蒼甫の”三島由紀夫化”に一抹の不安

mishima_takaoka0801.jpg※画像は左、別冊太陽『三島由紀夫』、右、高岡蒼甫フォト&エッセイ『はじめまして、こんにちは。』より

 フジテレビの”韓流推し”をツイッター上で批判し、所属事務所「スターダストプロモーション」をクビになった高岡蒼甫を心配する声が上がっている。とはいっても、高岡の今後や妻で女優の宮崎あおいとの離婚を心配する声ではない。思想が作家で右翼活動の三島由紀夫に傾倒してきているからだ。高岡は事務所退社後、個人ブログを立ち上げ、過去に自殺未遂をしたことや精神安定剤を常用していたこと、マスコミ不信に陥っていることなどを赤裸々に綴った。そのなかで登場するのが、三島由紀夫だ。

 高岡は今年、三島の著書『金閣寺』(新潮社)が原作の舞台に出演。その中身に共感したとしている。関係者によれば「三島作品にハマり、『金閣寺』以外にも多くの著書を読み漁った」という。高岡の最近のつぶやきにも三島の影響は色濃く感じられ「国を救えるのも、潰すのもその国民の考え方と行動一つ」と記している。個人ブログでもしきりに「日本はこのままではヤバイ」と繰り返している。こうした発言に意外にも(?)ネットユーザーからは応援メッセージや、高岡のスタンスに共感する声が数多く届いているが、これが問題なのだ。

 ネット系雑誌のライターは、

「ネットユーザーの大半は”弱者”の味方。今の高岡さんはまさにその”弱者”。ユーザーの多くはそこまで深く考えず、同情の意味を込めて、彼のコメントに好意的な反応をしていると思います。モノ珍しさもあるでしょう。ところが時間が経つにつれ、飽きてくる者もいれば、バッシングを仕掛ける者もいる。アクセス数=同志の数と高岡さんが考えたら非常に危険なことです」

 と警鐘を鳴らす。三島由紀夫は1970年11月、日本の将来を憂い、自衛隊・市ヶ谷駐屯地のバルコニーで決起を促す演説をしたものの受け入れられず、失意のなか、その場で割腹自殺した。前出のライターは「高岡さんがそんなことをするとは思えませんが、ネット住民のなかには散々祭り上げといて、最後にはしごを外す奴もいる。気をつけることです」と語る。高岡が”革命”を行動に移す日はやって来るのか……。

『金閣寺』

 
儚い美

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