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流言飛語でパニック! 「生きているうちに思い切り遊べ」と色街に客が殺到!!


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*イメージ画像:「特別編集ムー不思議Press2012年地球滅亡スペシャル」

 「危機的な状況」といったデマに人々がパニックになった事件や出来事は、日本でも数多く起きている。そのひとつに、明治43年に起きた「ハレー彗星騒動」がある。この時は、76年ぶりにハレー彗星が接近し、多くの憶測やデマが飛び交った。その中には「彗星が地球に激突して壊滅する」というものもあったが、さすがにそれはあまり信用されなかったらしい。

 ところが、彗星が地球に最接近する際、その尾の部分が地表の大部分を覆う可能性が高いなどと報じられ、しかも「彗星の尾に含まれる成分が化学反応を起こし、一時的に地球上の酸素が欠乏する可能性がある」などという噂が広まった。

 こうした、もっともらしい設定とストーリーの噂に、日本全国がたちまちパニックになった。噂のパターンとしては、ほかにも「有毒ガスが充満する」というものもあったが、いずれにしても人々が考えたのが、「息を止めていれば助かる」という発想だった。

 そのため、防空壕のようなものを作って避難訓練をしたり、小学校では生徒が校庭に並んで、教師の号令の下に洗面器に張った水に顔を突っ込んで息を止める練習を毎日行ったりしたという。さらに、自転車のチューブに空気を入れて酸素ボンベのように使おうという話が広まると、町の自転車販売店がこぞって自転車チューブを値上げするという、悪質な便乗商法まで登場した。

 一方、「もはやこの世の終わり、じたばたしても仕方ない」とばかり、人生の最後に遊びまくろうという大人たちも続出した。「東京朝日新聞」明治43年5月19日号には、「彗星と花柳界の賑い」という記事が載っている。その内容によれば、ハレー彗星最接近の数日前から宇都宮市内にある花街には客が殺到、楽しめるのは生きているうちと、ドンチャン騒ぎが連日だったという。この思わぬ「彗星景気」に、「ありがたきはほうき星様」などと芸妓が空を仰いで拝む姿もあったらしい。

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画像は「東京朝日新聞」明治43年5月19日号より

 もっとも、パニックになっていたとはいえ、当時もこの噂は多くの人が半信半疑だったようで、花街に押し寄せた男たちも、彗星危機を口実に遊んでいたという面も強かったようだ。

 その証拠に、彗星が最接近する5月19日の午前11時20分ごろからの1時間は、バケツの水に顔を浸す者もいたようだが、その一方で彗星を一目見ようとススで汚したガラスを手に空を見上げる人が多かった。しかし、白昼の明るさの中で自ら発光するわけでもない彗星が見えるわけでもなく、一般市民がその姿を見ることは不可能だった。

 そして、言うまでもなく彗星が接近しても、地上は酸欠にもならず有毒ガスも発生せず、一切はまったくのデマだった。

 さて、現在の日本も東日本大震災とそれに伴う原発事故で、いわば未曾有の危機に直面しているわけだが、都内近郊では風俗関係は相変わらずお寒い状況が続いている。「まるで開店休業も同じっスよ」と嘆くソープランドやヘルスもあれば、「(電話が)全然鳴らないです。日に1本(お客が)つけばいいほう」とため息をつくデリヘル嬢も少なくない。

 もっとも、ハレー彗星と違って原発事故による影響は実害の危険性が極めて高いわけである。仮に原発事故によって何らかの利得を手にする者がいても、「原発サマサマだぁ」などとは、冗談でも言えまい。
(文=橋本玉泉)

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