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深夜バラエティーの容赦なき抗争! 余裕のフジテレビに挑む必死のテレビ朝日


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※画像は『劇団ひとりの新番組を考える会議』(テレビ朝日)より

 新生活の始まる4月。テレビ各局も続々と新たな番組を放送し始めた。特に、深夜帯で実績を残してからゴールデンタイムへという図式が顕著な昨今のテレビ業界の特徴から、深夜のバラエティーには各局共に力を入れているようだ。そこで、今回、当メンズサイゾーでは、先週(4月4日~10日)から放送を開始した深夜のバラエティー番組について言及したい。まずは、今春から放送を開始した深夜番組について、バラエティー事情に詳しい業界関係者に聞いてみた。

「4月から始まる深夜バラエティーは、日本テレビが3本、TBSが2本、フジテレビが4本、テレビ朝日が6本と、全国放送の民放すべてで15本ほどになります。細かいことを言えば、フジテレビの4本というのは、すでに過去に放送された番組のレギュラー化や時間帯の変更ということで、一概に新番組というのは間違っているかもしれません。しかし、この事実こそが、さすがバラエティーのフジという感じがします。つまり、すでに実績のある番組をフジテレビは持っているということです。この春から始まった各局の新番組には、そういったバラエティー力の差というものが如実に表れているような気がします」(業界関係者)

 確かにこの関係者が言うように、フジテレビの深夜番組は1月からレギュラー放送を開始している『ほこ×たて』を含め、今春から始まる『ゴレンタン』『その顔が見てみたい』『ピカルの定理』と、過去に放送されたことのあるものばかりだ。『ピカルの定理』などは、昨秋から水曜深夜に放送されていた番組のセカンドシーズンとして今春から土曜23時という時間帯に移っただけである。また、フジテレビは今春からのゴールデンタイムに多くの深夜番組を進出させている。前出の関係者が語るように、過去に単発のSP番組として放送された番組のレギュラー化が相次ぐフジテレビは、他局よりもバラエティーでは一歩も二歩も先を行っているということなのだろう。しかし、そんなフジテレビに真っ向から対抗姿勢を見せているのがテレビ朝日だと別の関係者は指摘する。

「テレ朝の新しく始まる深夜バラエティーで、特に局の事情を象徴するのは月曜深夜から始まった『劇団ひとりの新番組を考える会議』でしょう。番組のタイトル通り、"目指せゴールデン!"というキャッチフレーズの下、新たなバラエティー番組を考えるというドキュメントバラエティーなのですが、この主旨の番組は2004年から06年にかけてフジテレビが深夜帯で明石家さんまをメインに『お台場明石城』として放送していました。若干番組の構成は違うものの、新たな番組を生み出すという企画意図では同じと言えるでしょう。そして、その『明石城』から生まれたのが今大人気の『ホンマでっか!?TV』なのです。同じ知的教養バラエティーとして、テレ朝でも『そうだったのか! 池上彰の学べるニュース』を放送してますが、あいにく池上彰は番組の降板を宣言してますよね。『新番組を考える会議』でも、やはり初回放送では人気ジャンルのひとつとして、知的教養バラエティーについて話が及び、「解けそうで解けない算数」という新番組の構想を練っていました。まさに『ホンマでっか』に対抗する知的バラエティー番組をどうにか生み出そうという局の思惑が見て取れます。池上彰の番組が好調だっただけに、テレ朝としてはどうにかフジテレビに攻勢をかけようと必死なのでしょう」(テレビ局関係者)

 6本もの深夜番組を新しく開始するテレビ朝日。前出の関係者は、そもそも新番組を生み出すことを目的とする劇団ひとりの番組は別として、ほかの番組は「次のネオバラ枠(テレビ朝日が放送する平日午後11時台)を見据えてのことだろう」と指摘する。確かに現在同枠で放送されている『シルシルミシル』はすでに別の曜日にゴールデンで放送され、週2回放送されるという状況。『ぷっすま』も今年で14年目に突入し、マンネリ感は否めない。そろそろ新たな番組が始まってもいいころだと言えるだろう。そしてそんなネオバラ枠に期待されているのが、今最も売れている2人をそろえた『マツコ&有吉の怒り新党』と、『お願い!ランキング』の1コーナーから新たに新番組として始まった『ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!』だろう。

 視聴者の投稿してきた日常で怒っていることについて、歯に衣着せぬ言動を売りとしているマツコ・デラックスと有吉弘行が応えるというトーク番組形式の『怒り新党』。しかしそんな番組の主旨にもかかわらず、初回放送では投稿そのものに怒るという姿勢を見せた2人。進行役の元・日テレアナウンサーの夏目三久にはピー音連発の言葉を投げ掛け、番組の内容を「昼のラジオ程度だ」と揶揄する始末だった。しかし、そんな自らの番組そのものに怒りを向ける2人の発言こそが番組の本当の意図ならば、これまでにない新感覚のバラエティーとなる可能性がある。なにせこれまで番組の駒のひとつとして毒舌を吐いてきた有吉やマツコにとっては、初めてのメインで思う存分しゃべれる番組。2人が存分に真価を発揮すれば、なんとも刺激的な番組になるだろう。

 そして、すでに『お願い!ランキング』でブラマヨが担当していた1コーナーのレギュラー番組化となった『ゆかいな仲間たち アツアツっ!』。過去の放送はどれもゲスト芸人たちの内面に深く迫るトークが繰り広げられ、笑いを度外視した内容は他のトーク番組とは少々毛色が違うものだった。初回放送では過去の総集編が流されたが、リニューアル後の初ゲストにはサバンナ・高橋が登場する。ブラマヨとの関係を軸に番組が進むことから、ゲストには同じ事務所の吉本芸人が多く選ばれてきたが、今後もっと幅広くゲストを迎えれば、より番組としても深みが増すことだろう。そしてそんな新番組について、当のブラマヨ・吉田は「ゆくゆくはこの番組を『徹子の部屋2』のようにしたい」と冗談交じりに語ったが、ゲストの本音を引き出す彼らのトークを見ているとあながち的外れではないような気もする。

 今年7月には地上波デジタル放送に完全移行する予定のテレビ。きっとその折には各局総力を挙げて地デジ化特番を放送するに違いない。そしてそのメインを務めるのは80年代から第一線で活躍する大御所芸人たちだろう。しかし、地デジ放送となる未来のテレビの主役は彼らではない。それは前述した劇団ひとりやブラックマヨネーズといった若手芸人たちだ。そんな彼らの、今期から始まった深夜のバラエティーは粒ぞろいと言える。毎日朝が早いから深夜番組はちょっと見られないという人も、ぜひハードディスクに録りためて週末にでも見てもらいたい。きっとそこには未来の大御所芸人の姿が見えるはずだ。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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