『超美神 神咲詩織』神咲詩織

 3月に入り、各メーカー一押しの新人女優がデビューする季節となった。現役芸能人や特別な肩書きを持つ新人女優がわんさかと登場しているが、その中でもひときわ注目を浴びているのが、この神咲詩織(かみさきしおり)ちゃんだ。

 なんと彼女。芸能人一色となりつつあるAV界に裸一貫で飛び込んできた普通の女の子。不利な条件にも関わらず、デビュー前から注目を浴びている理由はその美貌にある。

 デビュー作のタイトルは『超美神』。Gカップの美巨乳に、贅肉のない美しいクビレ。尻も脚も均整がとれていて文句のつけようのない体つきだ。ちなみに現在、同メーカーで活躍中のミリオンガールズのリーダー・藤井シェリーちゃんでさえデビュー作は『美神』。つまりは”超”期待の新人であることを物語っている。しかし、確かにルックスは完璧とはいえ、そんなにハードル上げてしまっていいのかと、疑わしく思いつつ作品を見てみると、これが驚き。初脱ぎ、フェラ、セックス、オナニー、3Pとメニューこそ王道だが、その中に彼女特有の魅力が封じ込められていた。シェリーちゃんとは違う意味でのオーラが確かに見えたのだ!

 シェリーちゃんのオーラが、積極的なエロさに起因するものであるのに対し、詩織ちゃんの場合は逆。どこか自信のなさそうな控えめな微笑が、見る者の興味をぐぐっと引きつけ、それが魅力となっている。一見すると堂々と男優に対峙しているようにも見えるが、その目の奥にはセックスに対する不安と緊張が見え隠れしている。具体的にどこがどうとは言えないのだが、そう見えてならない。

 そこで彼女自身にその理由を尋ねてみた。

「私、セックスに自信がないままデビューを決意したんです。高校時代に付き合っていた彼と2年でセックスレスになってしまって、最後はフェラしかさせてもらえなくって。だから、いろいろ勉強したくてこの世界に飛び込んできたんです」

 なるほど!! この言葉を聞いて全てを納得した。彼女の魅力はボディのみならず。性の悦びをその体に刻みつけようと、震えながらも男に身を預ける完全受動態の姿勢にこそあったのだ!

 彼女の伸びしろは無限大。さて、ひとりの女の子が、誰からも必要とされる女神へと成長していくのはいつのことだろう。この無垢な美しさがどう化けていくのか今から楽しみでならない。
(文=文月みほ)
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