『ザ・ガールズ・オブ・レッドライト・ディストリクト』サーシャ・グレイ

 アメリカンポルノスターでありながら、『オーシャンズ11』などで知られるオスカー監督、スティーブン・ソダーバーグに認められ、『ガールフレンド・エクスペリエンス』(2009米)の主役に抜擢され晴れてハリウッド女優となったサーシャ・グレイ。この映画は昨年日本でも公開され、奇跡のシンデレラガールとして注目を浴びた。

 そんな彼女の原点とも言えるハードコアポルノ作品が日本上陸。日本語の字幕つき(ドラマ部分のみ)DVDとなってリリースされた。

 内容はのっけから驚愕の連続。スクールガールのようなおさげ髪で登場したかと思いきや、体格が3倍近くありそうな黒人男性とガッツリファック。アナルを串刺しにされ、小枝のように華奢な腰が折れそうになっても大喜びしながら喘ぐ。

 黒人女性とのレズシーンもなかなかエグい。プールつきの豪邸の中で、お互いのアナルを舐めまわした後、玩具を突っ込み甘い悶絶の大合唱。その後、男がやってきて3Pに発展するが、男は完全に玩具の延長でしかなく、彼女たちを絶頂に導くためオートマチックに腰を振るのみ。サーシャがソファーの上で逆さまになって挿入を促し、「オーマイゴッド。イヤ~ッ!!」と狂喜しながらアクメする姿は、何と形容していいものやら……。締めに黒人女性のアナルに中出しされたザーメンを飲み干すという想定外のラストに完全に思考能力を奪われてしまった。

 だが、しかし、その衝撃のプレイさえまだまだ甘かった。ラストに控えていた15人のマッチョガイを相手にする16Pは、人間業を超えていたのだ。これは悪魔の儀式か、淫獣の所業としか思えない。我先にとチ●ポを突き出す男たちに、3穴を同時にふさがれ歓喜するサーシャの声は、絶叫と言うより、もはや悲鳴。ワラワラと群がってくる男たちが、各々マックスレベルで腰を振るものだから、いつ体が裂けるんじゃないかとヒヤヒヤ。きっと裂けたところから触手みたいなものが伸びてきて男たちを残さず平らげてしまうのではないかと、勝手な妄想までしてしまったほど。とにかく現実とは思えない!!

 さらに、トイレでの凌辱的ディープスロート、廃工場での目隠し快感ファックなども収録されている。

 見終えた感想は一言。彼女こそ真のファックジャンキー。道を究めた者だけが真の勝者となりうるのだという、勇気と希望と興奮をくれたエンジェルだ! サーシャの美貌、可愛らしさ、底なしのエロス。その全てが詰まった至極の逸品である。
(文=文月みほ)
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◆メーカー:プラム◆品番:HB-001◆時間:190分◆価格:1980円