『早漏なおま●こ』秋吉ひな

 芸能界でのデビューが決定しながらも、AVデビューの道を選んだという変わり種新人女優・秋吉ひなちゃん。本能に忠実に生きる彼女が、遂にデビュー2作目にして次なる性のステージへ突入する。

 秘めたるエロスを引き出すためにスタッフが用意したシナリオは、「ガチンコ」。AV撮影ではしばしば用いられる手法だが、女優だけに台本を与えず、不安を煽ることで緊張を極限状態へと導いていき、結果、されるがままとなった女優の反応をカメラに収めていく。過剰演出はないが、快感にのたうつ女優の表情の艶っぽさは数段上のものとなる。

 インタビュー直後、不安そうに表情を曇らせた彼女が導かれたのは薄暗い部屋。手錠で拘束され、抵抗が許されない状況でのローション玩具責めが始まると、動揺で硬直してしまう彼女だったが、やがてふるふると腿を震わせ絶頂に達する。次なるステップは、照明を落とし、閉塞感を高めた部屋の中でのガチンコセックス。台本がないため、カメラを意識せず男だけを見つめて肉をぶつけ合っていく。彼女はやがて見せることを忘れ、甲高く線の細い声をあげ、何度も絶頂を極めていく。

 一度、頂点を極めたオンナというのは、恐怖心から解放された悦びから、「ありのままの自分」を見せたがるようになる。決められた手順で「見せる」セックスではなく、より愛されたいと願う本能に突き動かされた「魅せる」セックスへと変わっていくのだ。

 不安から解放された彼女もまた、その後、積極的にチ●ポを弄りまわすようになる。フェラの最中の物欲しそうな目がたまらなくいやらしい。差し出されるままに連続でしゃぶり、そして飲み干す。最終ステージの3Pでは、快感を得るための「煩悩のセックス」を堪能するまでになる。生殖本能とは別次元へと到達し、淫らの極みに達しようとする彼女の絶叫は、最初とは明らかに違う。感情が目から溢れだし、恍惚に潤んだ瞳はとても美しい。

 さて、そんな本能のセックスの最中、開発前の初々しいセックスも紹介されるので、ぜひ比較して欲しい。どちらがお好みかは、人それぞれだろうが、発情した雌のセックスがお好みならより深みをました彼女の性欲に惹きこまれていくはずだ。
(文=文月みほ)
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